Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

フォア2クルーのコーチング

2月に入ったこともあり、5:30頃に岸を蹴った時には、ほんの少し空が明るくなり始めていた。6:00頃に笹目橋を通過した時にはボンヤリと明るくなっていた。
いつもの通り、遅れて出たクルーの方(東雲) について伴走。このクルーは、火曜・水曜とフォア乗艇していたので、概ねバランスが安定していた。漕手個々人の漕技面の課題について、シツコク( 丁寧)指導しながらアップを進めた。少し進歩を感じたのは、漕技の改善を求めた事に対し、その場で漕ぎに変化が観察出来た点。即ち、コーチの指導に反応し、漕手が改善を試みようとトライし、そしてそれを実際に動きの変化として表現する事が出来たこと。これは当該漕手が自分自身の動きをコントロールする能力があるという事を示している。長年指導していると分かるが、漕手の中には自分自身の動きをなかなかコントロール出来ない者が結構多い。そういう意味では今年のジュニアは割と器用な漕手が多いと言える。
大曲で彩雲がハイト調整の為に止まっていたので、伴走するクルーが入れ替わった。彩雲は今日がクルーとしての初乗艇。このため、ノーフェザーUTでバランスが安定せずバタバタだった。初乗艇でも最初からバランスがビシッと決まる様にしたい。
秋ヶ瀬に到着し、温度を計測。気温は0度。水温は5度だった。
次にクルーを入れ替えて東雲に伴走しようとしたところ、バウ=N山のリガーが破断して漕げくなった。秋ヶ瀬でリガーが折れるとは、何という災難。しかし、漕いで戻るしかなく、Bow以外の3名で漕いで戻った。
リガーの折れたバウは漕がずに、艇が安定するようにブレードで艇を押さえ、3名で秋が瀬から戸田橋まで延々と漕いだ。
この3人漕ぎの東雲に付きっきりで指導した訳だが、副次効果として当該3名の漕ぎに関して、ジックリ時間を掛けて指導できるというメリットがあった。(でも漕がないN山にとっては極寒という災難・・・)
各々の漕ぎの問題に関して、今日はミッチリと指導できた。
以上

NF-UT漕:秋が瀬鉄橋へ向かう彩雲
 バウのリガーが折れ、3人漕ぎの東雲

 

 揚艇の彩雲。凍えて艇庫へ戻るN山