Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

早朝:2000m並漕

京大戦一週間前に、レースに向けて目標タイムをクリアすべく、2000mを対校と並漕する形でタイムトライアルを実施した。
ジュニアとしては対校エイトと並漕する事を狙ったものだが、対校の4Xクルーも一緒に並べることとなった。荒川の笹目〜戸田橋間は川幅が広いので、3杯並漕しても問題ない。
ただ、先週、対校と短漕インターバルを並べた感触では、エルゴの出力差は否めず、同時スタートでは歯が立ちそうに無い。そこで、両クルーのエルゴ記録平均値の差分だけ、スタート時にタイム差をつけるハンデレースとした。今回は、12秒のハンデを貰ってジュニア(及び4X)が先行してスタートする形。
単純な話、途中で差されずにジュニアが逃げ切れば、クルーとしての完成度・漕艇効率は対校に負けていないという事になる。岸蹴り前のMTGではジュニアクルーにそう伝えた。
さて、W.Up。今朝はほぼ無風のベストコンディション。巻頭の写真は岸を蹴り、W.Up中のジュニアエイト。(遠くの方に見えるのは対校エイト)
抵抗性能抜群の無限号だが、船底形状が円弧で幅が狭く、上手く乗りこなすのに少々難儀したが、今朝は概ねバランスも安定して良い漕ぎが出来ていた。これなら対校と良い勝負ができると思った。課題の静止スタートもサイド負けもなく、ほぼ真っ直ぐに走っていた。
さて、予定した6:20に3クルーが笹目水門前に集合。早速スタート。
時間差スタートなので、12秒後の対校スタートまでモーターは伴走待機。
対校が出たところでジュニアエイトを追いかけた。300m過ぎで追いつき、レートを計ったところ、ゆったり漕いでいる様に見えたが割と高めのレートで漕いでいた。その後も前半は良い漕ぎが出来ていたが、1000m通過辺りで、上流に向かってW.Up中の他チームのコーチモーターの曳波を少し受け、やや艇速が鈍った模様。それでも対校との差はあまり縮まらず、「これは水を開けたままゴールか?」と思われた。他チームの艇とすれ違う際は、こちらのモーターも減速したため、1000m〜1500mの間は競漕中の艇と大きく離れ、様子が見えなかった。その後1500m付近で追いつくと、1000m過ぎまで大きく開いていた対校とジュニアの差がかなり詰まっていた。
後でクルーに確認したところ、ゴミなどの浮遊物がインペラーかフィンに引っ掛かり、1350〜1500mの間で大減速し、この間に艇差が詰まったとのこと。
しかし、1500m付近でゴミが外れ、ラストまで頑張って漕いだ結果、何とか半艇身程度の差で逃げ切った。
揚艇後にSpeedCoachのデータを分析・評価した結果、出艇前に確認した目標タイムとほぼオンラインだった。
2000m並漕後に6kmnのAT漕を行ったが、一本一本力強く艇を押すイメージが出せていた。
以下、早朝の写真:
 鏡の様な水面をアップするジュニアエイト


 クーリングダウン
 揚艇