Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

M1X準決勝:

同組の選手がドンドン岸を蹴って行く中、伊藤選手はいっこうに岸を蹴る様子が伺えない。間に合うのかなと心配する中、発艇の30分前に岸を蹴っていった。2000mレースのW.Upを考えると、30分前の岸蹴りでは遅すぎると思う。後で本人には伝えておいたが、W.Upの意味が良く分かっていない様に見える。(この辺り、時間管理が未だに未熟のようだ。これから社会人選手として1人でやって行けるか、少々心配ではある)
さて、予選トップタイムのお陰で、準決勝は比較的楽な組み合わせに恵まれた。昨日のログに書いた通り、準決勝では、決勝の厳しい1Qを想定し、前半、特に1Qを、思い切り飛ばす様にアドバイスした。さて、スタート。数週間前のインカレ決勝での亀の様にトロいスタートではなく、今日は少しスピーディーな動きが見られた。スタート5本からハイピッチ10本辺りも確り加速しており、まずまずのスタート。(でも、武田選手のスタートはこんなものではないが。。。)という事で、今日は500m通過ラップは1'46"とまあまあのタイム。1Qで後続に対し、早くも水が開いた。1000mまでは決勝レースをイメージして飛ばさせたが、後続と既に3艇身近く艇差が開いているので、後半は明日に向けて力を温存しながらゴールへ。準決勝レースはかくありたい。
さて、明日の決勝での対戦相手の情報を収集するため、伊藤のレースの伴走は1500m手前で切上げ、B組のレースを観戦。予測したとおり、夜久がスタートで飛び出す。栗原が、これを猛追すると予想したが、さにあらず。2艇身差のまま2Q,3Qとレースは過ぎて行く、1500m通過時に2艇身差があると、もう抜く事は殆ど不可能。という事で1500mでおやじは折り返し、武田選手の組を見た。スタート100mで矢地選手が猛烈なダッシュ。100mでは矢地トップとなったが、明らかに無理をして飛ばしている姿が見えた。250m付近では早くも武田選手に捕まり、500mでは約1艇身武田選手がリード。2Q以降、武田選手はレートを落とし、巡航速度に入ったが、スタートで飛ばした矢地選手はズルズルと艇速を落とし、レースの勝敗は2Qの序盤で決した。D組に関しては、井上選手が順当に勝ち上がると思ったので見に行かなかったが、ゴール付近だけ見たところ、中電の加賀瀬選手が猛烈に序盤を飛ばした結果、1800mまでは加賀瀬リードだった。しかし、最後は力尽き、井上選手のラストスパートで抜かれて万事窮す。準決勝4組の1位タイムでレーン順が決まり、明日のM1X決勝のレーンは以下の通りとなった。
2:井上、3:夜久、4:武田、5:伊藤
是非、良い色のメダルを取って、世にアピールして欲しい。