Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

M1X順位決定:

決勝レースの前のM1Xで順位決定戦に出漕するLBRC選手:伊藤の応援。今回は岸蹴りにも立ち会った。伊藤は、今大会は東大艇庫を利用させて貰っており、東大ボート部員が彼の岸蹴り応援をしてくれた。有難い事だ。

このレースには、準決勝の高校生対決で大塚に僅差で敗れた長田(小松明峰)が出漕。予選(7’20”)、準決勝(7’35”)のタイムは、伊藤のタイム(同:7’21”, 7’42”)を上回っている。正直言って現時点では高校生の長田の方が伊藤より実力が上である。レース前に伊藤にアドバイスした戦術は、スタートから400m辺りまでセトルダウンせずにハイレートで飛ばし、頭を取ること。(因みに、これは準決勝でアドバイスした戦術と同じ)
予選と順位決定のW.Upで伊藤の漕ぎを見たが、漕ぎが小さい。特にキャッチレンジが短い。ブレードはVortex Edge加工(ブレード先端の角を丸くカット)のBig Blade(Smoothieより小型)でブレード面積が小さいためか、ブレードスリップが大きい様に見えた。スリップを小さくするには、もう少しオール長く(Outboard)した方が良い様に見えた。
さて、レーススタート。長田と森崎が猛然とスタートダッシュする。伊藤も頑張るが、スタート250m辺りで置いて行かれる。また、出遅れの展開。2Q,・3Qで2人を追走する展開。森崎に対しては3Qで抜くことが出来たが、長田との艇差は3Qで更に引き離される展開。長田と伊藤の漕ぎを見比べるに、ゴールまでに抜き去ることは難しいと判断。1500m過ぎで折り返してスタートへ向った。後で結果を聞くと、スパートで差を詰めるも、1L弱の差で長田(7’28”)に負けたとの事。 伊藤は社会人一年目。7月に愛知へ転勤となり、種々バタバタして、今年は良い準備が出来なかったのだろう。
彼は今後、勤務先にボート部を創部し、来年は勤務先の実業団チームの選手として競技活動をする予定とのこと。 来年も頑張って欲しい。