Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

エイトのバランスコントロールについて:

横風を受けたり、曳き波を食らったりするとバランスが崩れる。直ぐに立直せれば良いのだが、週1回練習のOBクルーでは一度崩すとなかなか立ち直れないケースが多い。対策はある。艇が傾いた時にオールを上げ下げしてその反作用を使ってバランスをコントロールすることが出来る。このことはスカルを漕げば直ぐに体感できるが、スイープでは、この事を理解していない漕手が多い。(無造作に、お決まりのようにフォワード中にブレードを舞い上げる迷惑な漕手を偶に見る。特に近頃のT大現役漕手に多く見られる=だからバランスが取れずバタバタしている)
例えば、フォワード中にS-sideに傾いた時、B-sideのブレードが高く上がる訳だが、この時にB-sideの漕手がブレードを下げると、更にS-sideに傾くことになる。だから艇が傾いた時に上がった方のサイドはブレードを下げてはならないのだ。また、下がった方のサイドはブレードを擦ることを嫌ってブレードを上げる動きをすると、下がったサイドが更に下がる。一言で言えば、艇が揺れた時でもハンドルはガンネルに対して平行に動かす必要がある。もし、クルーの中にバランスコントロールに長けた漕手が各サイドに1名いれば、その漕手がバランスが崩れた時にブレードを上げ下げして傾きを矯正する動きをすると良い。即ち、S-sideへ傾いた時には上がったB-sideの漕手がハンドルを下げブレードを更に上げることで、反作用でB-sideを下げることが出来る。エイトの漕手全員がやると収拾がつかなくなるので、バランス矯正担当ペアを決めてコントロールすれば良い。揚艇後のMTGで、Virtuクルーでは、S-sideは、おやじが担当。B-sideはMさんがバランス矯正の担当となった。さて、果たして上手く行くだろうか?来週が楽しみだ。