Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

本大会で感じたこと:

この大会を通じて感じたこと2点について書き止めておこうと思う。

  1. OBレースは練習したクルーが勝つ:今大会の年代別OBレースに於いて、東大は60歳代のレースを除いて、年代別レースに加えて2000mレースも勝利した。どの年代も勝ったクルーは事前に練習したクルーばかりである。これまでブッツケ本番が殆どだった70歳代クルーが今大会は事前に3回練習した結果、圧勝。これに対し、勝てなかった60歳代は練習せずにブッツケ本番で出漕した。ブッツケ本番でレースに臨んでもバタバタの状態で面白い訳がない。60歳代の諸先輩には、是非練習して欲しいと思う。本学は1年を通していつでも練習できる環境が整っている。これから秋口はボートの乗艇には最適なシーズンでもある。
  2. 大学ボートの漕技習得はジュニア時代が肝心:これは改めて言うまでもないが、ジュニア即ち2年目の乗艇練習を如何に確り出来るかで、その後の3年、4年時の漕手としての心技体という力量に差が出てくると思う。今年は東商戦にジュニアエイトのレースが復活したこともあり、本学に久々にジュニアの体制が復活した。東大ボート部の場合、大学からボート競技を始める者が殆どであり2年目にイキナリ3,4年生と一緒にクルーを組むのは体力面及び技術面でレベルが違いすぎて逆効果になると思う。、(例外的に優れた能力を持った選手を除く)やはり、ジュニアの育成はその習熟度合いを見ながらジュニアに合ったペースで急がずジックリと育成すべきだ。今年の東大ジュニアは先にも述べたが、ジュニア専属コーチがつき、ジュニア独自のアプローチで練習してきた事が今回の京大戦勝利に結び付いたと思う。今年のジュニアは春の時点では3年以上の対校選手に対して、及ばない位置にいたが、この京大戦合宿を介して、既に対校選手に追いつき追い越すレベルに達しているという。ジュニア体制は本学ボート部にとっては有効な体制であり、今後も継続すべき育成システムであると思う。

以上