Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

OB2000mレースで20歳若い四神会クルーを撃破!:

OBレースの合間に一橋艇庫前を通ると、対戦相手の四神会クルーが見えた。調子はどうかと尋ねると、練習で6'48"を出したと自信満々の顔。お花見レガッタ時のドタバタ漕ぎからすると、「え?」という感じだが、卒業したての若手なので寧ろ当たり前のタイムとも言える。(レース後に聞いたのだが、6'48"はハッタリだったとの事。)
出艇前のMTGで、本番レースの戦術を確認。といってもいつもの7分漕のペース配分と同じ。強いて言えば、逆風気味だがコンスタントSR34の死守、及び1500mのつもりで#3Qを積極的に攻めるという点。そして四神会クルーの6'48"という情報も伝え、相手に関係なく確り漕ごうと確認した。下の写真はレース直前のクルー:

さて本番スタート。MTGの申し合わせどおり、序盤はHPのレートSR41まで上げ、積極的に攻める。しかしながら四神会クルーは更に高めのレートで飛ばしており、一気に先行された。でもこちらも良い感じのリズムを刻んでいるので、相手のオーバーペースでは?と思いながら漕ぎ進む。下の写真は500m通過時のもの。昨年に比べるとオールの振り角も概ね揃っており、練習の成果が見える。

下の写真は600m付近通過の両クルー。500mのラップで5秒差と、1.5艇身程度リードされていた模様。

2Qで離されまいとSR34をキープして漕ぎ進むと、COXが「詰まってきた!」とのコール。上の写真でも分かるが、少しさざ波が立つほどの強い逆風の中、相手はオーバーペースでへばっていると感じた。
3Qに入り、「3Qを積極的に攻めるぞ!」とCOX経由で後ろの漕手に発破を掛け、若干レートを上げ気味に進む。すると「詰まった、詰まった!」とCOXが檄を飛ばす。更に6番が「行けるぞ!勝てるぞ!」と吼える。おやじ自身も相手の気配が迫っていることを感じたので、1400m付近で早めの勝負を掛ける為、COXに一枚上げを要求。するとスルスルと一気に差が縮まり、1500mではほぼ横並び。ここで畳み掛け様と、1600mで更に1枚上げを入れ一気に抜き去った。後は徐々に差が広がり、レートを上げながらゴールイン。現役時代も含めて、東商戦でこれほど劇的な逆転レースをしたのは初めて。ゴールと同時に嬉しさが爆発し、手を挙げて「ウォー!」と雄叫びを上げた。
平均年齢で20歳近く若い四神会クルーに対して、昨年の雪辱を果たしたこともあり、クルー全員大満足。嬉しくてたまらない、揚艇後の集合写真も皆ニッコリ。