Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ミゾオチ上に引き切るための姿勢:

ミゾオチの上を引き切りポジションとした場合、最も強くハンドルにぶら下がれる姿勢は右上の挿絵の通りとなる。即ち、

  1. ハンドルの高さはミゾオチ上。
  2. これにぶら下がる手の甲は水平。
  3. 背筋の力を有効に使うために脇はなるべく締める必要がある。
  4. 結果として、肘は自然に下向きに下がる形となり、位置関係上、手首は曲がることになる。

世界選手権のビデオなどを見れば分かるが、世界の超一流漕手のフィニッシュに於ける姿勢は脇を軽く締めて、ハンドポジション高く保った上記の姿勢となっている選手が多い。
試しにハンドルをミゾオチ上の高さとし、ハンドルに最も強くぶら下がれる姿勢を試して見るとよい。脇が空くと背筋の力が上手く使えず、確り強くぶら下がれないことが分かる筈だ。手首が曲がっているのがおかしいと見る新米トレーナーもいたが、実際この高さで引ききる場合、この姿勢が一番強いと考える。