Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

M4-金メダル;デンマーククルー

このクルーは整調のEskild Ebbessen1人のクルーと言っても良い様に思う。彼は過去4回の五輪に出場し、金メダル3回、銅メダル1回という超驚異的な戦績を誇る。驚きなのは、アテネ五輪後に一旦引退した後、五輪の1年前に突如復帰し、更にサイドをB-sideからS-sideにチェンジしての金メダル。常識では理解できない強さである。さて、北京決勝での漕ぎについて気づいた点を箇条書きしたい。

  1. B-sideの時には癖がある漕ぎだったが、S-sideに転サイドしてオーソドックスな美しい漕ぎになった。
  2. ボートの一流選手を志す漕手はEbbesenの北京五輪決勝の漕ぎを理想とすべき。特にその腕と脇の使い方おやじの理想とする動きになっている。(両脇をよく締めて大きな背筋群を使って腕を引きつけ、ハンドルを高い位置に保ちながら、ブレード一枚を確り押し切っている)
  3. 無しフォアでコンスタントレートがSR38〜39という驚異的なハイレート。このハイレートであのスムーズな漕ぎ。素晴らしいの一言。
  4. 漕ぎだけとれば、北京五輪全クルーの中でナンバーワンと言って良いと思う。