Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

パドルもリズム良く漕げた:

40代の中年クルーでパドルを漕ぐと、水中のドライブが弱いためか、メリハリが上手く出せず、フォワードでも忙しなく動いて、レンジが切れ気味というのがこれまでのパターンだった。ところが今日はコンディションが良かったのと、バランスが安定したお陰で、久々にパドルでリズム良く漕げた。SR30〜32ではあるが、前に確り伸びてキャッチ前のブレード高を水面ギリギリにコントロールして一番遠いところで水を掴み、フィニッシュまでネットリ水平に押し続けるイメージを少し出すことが出来た。また、今日はキャッチの姿勢も含めた漕ぎ方のイメージを自分なりに幾つか試してみた。

  1. 肩を回転し、アウトサイドハンドを確り長く前に出す様にすると、キャッチレンジが伸びる
  2. おやじの様にクルーの中で相対的にレンジの短い漕手が、長いレンジを確保しようとするとき、①シートの出し方は通常通り(脛は概ね垂直+α程度)で、上体の前傾を大きくとる、又は、②上体は通常通りの前傾で、脛が前傾するまでシートを目一杯出すという2種類のやり方がある。今日①、②の両方を試してみたが、①の方がキャッチ直後に強くドライブできるので良さそうだ。
  3. フィニッシュを力強く素早く引ききろうとしてブレードを浅くして大きくスリップする漕手が見られた。(白い泡が浅く広がるので見れば直ぐに解る)ボートはハンドルをクイックに引こうとするより、強く長くネットリと押し続ける方が効率よく艇が進む。従い、キャッチからフィニッシュまでオールに垂直方向の力を一切掛けずに、ひたすらハンドルにぶら下がる様にして、水平方向に平に推し続けることが必要である。
  4. Sweep Rowingではアウトサイドハンドのリードが重要。ドライブ中もフォワード中も全てアウトサイドハンド1本で漕ぐようなイメージで漕ぐと、動きがスムーズでリズムも良くなる。(インサイドハンドはフェザーやスクウェアリングを行う手であり、これ以外の時にはハンドルに軽く添えておけば、無意識の内にインサイドハンドでもぶら下れるものだ)