Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

1Xレースが一時中止、船台へ回漕:

ステッキボートに着けるためにバックローすると、大きな波がスターンカンバスに乗り上げ、船尾から水がローイングスペースに浸水。何とか上手く着けて一安心し、発艇までの間、持参したスポンジで船底に溜まった水を排水する。一応、1Xレースの3杯はステッキボートに着いた。徐々にコンディションが悪化するので、発艇を繰り上げてくれないか?と思っていると。スタート台の審判から、波が高くて危ないので一時レースを中断、各艇は船台に戻る様に、とのアナウンス。どうせ漕いで帰るなら、発艇してレースを強行して欲しい等とブツブツ言いながら、回漕を始める。(ラフコンレースも楽しみたかったのに。。。)1500M地点までは波は高いが浸水せずに何とか漕いで行く。1500mを通過した瞬間、大きな波がリガーに当たり大量の水がローイングスペースに浸水する。水位が踵を過ぎると、一気に水がドボドボ入り、ついには1750m地点付近でローイングスペースが完全に水没。下記の図に示す通り、長沼コースは1000m地点で南側に大きく湖面が広がり、1500Mで窄まる地形となっている。この為、西の順風が吹くと1500m付近で入り江に入った津波の原理で波高が一気に高まることになる。この波にやられた。

こんなに酷い状況になるのは、おやじも初めての経験。これは危ないと思って、伴走する審判艇に「艇が沈みます」と申告すると、審判が「大丈夫ですから、そのまま漕いで下さい」とのこと。(どうやら、長沼のラフコンに慣れっ子の彼らは1Xが沈まないことを熟知している模様)本当かよ、とブツブツ言いながら、何とか船台にたどり着いた。下の写真はゴール地点を通過した辺り。(この波、相当酷いのが写真で分かるかな?)

下の写真は、船台について一安心したところ。専属カメラマン(I氏)を呼び、証拠写真を撮って貰う。もう笑うしかない。