上記の通り、男女共に新人戦１Xは入賞した訳だが、実は2人共、前半で飛び出して750ｍまではトップを走っていた。そこまでは優勝出来る位置にいた訳である。しかし、悲しいかなレース経験が乏しいこともあり、実力の拮抗したレースで勝つための戦術、ラストスパートが無かった。最後に力尽きたのではなく、本当の意味でのラストスパートの練習をしていなかった様だ。まあ、勝つためにはラストスパートが必要だということを今回のレースで気付くことが出来たことは成果と言って良い。ラストスパートはレース終盤でヘロヘロになったところで、最後の力を搾り出す様に、多少ラフな漕ぎになってでも思い切りレートを上げるものである。ラストスパートは、普段の練習の中で、練習の終盤、もうこれ以上漕げないと言う状態の中で強行することでしか習得出来ない。おやじが学生の頃は、部内の並漕練習のラスト一発で、このラストスパートの練習をしたものだ。
以上
