Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2006-06-23から1日間の記事一覧

(11)オール振り角(ローイングレンジ)の目印(スイープ)

設定方法:艇を馬に載せる。振り角マーキング専用の大型三角定規をガンネルの上に載せる。(三角定規が落ちないように、角材2本を用意し、角材の上に載せる)オールを付け、キャッチ角50°、フィニッシュ角30°の位置にオールが来るときの、オールとガンネルの交差位置に…

(10) レール位置

設定方法:ピンからレール前端のストッパー内側までの距離を15cm程度に設定する。 目的:上記のPTHになる様にストレッチャー位置を設定したときに、シートを前後(キャッチ時とフィニッシュ時)させたときにシートがレールの前後に当たらないような位置に設定…

(9)ストレッチャー位置(Pin To Heel)と踵の高さ(Heel Depth)

測定方法:ピン(クラッチ軸)の中心ラインから、靴の踵最深部ラインまでの水平距離をメジャーで測る。(PTH) 尚、毎回メジャーで計測する手間を省くため、ピンからの水平距離をデッキなどにマジックインクで2cm刻みで距離をマーキングすると良い。シート面から踵の最深…

(8)ストレッチャーボードの傾斜角

測定方法:水平面に対して、ストレッチャーボードが何度傾いているかを、ガンネルトップ(水平)を基準に、角度計を使って計測する。 目的:ストレッチャーを立てると脚のドライブが良く効くが前に出難くなる。一方、ストレッチャーを寝かせると前に出易く、艇のバランスが…

(7)ワークハイト

測定方法:シート面(シート中心の一番低いところ)からクラッチ下端中央部までの高さをワークハイトという。計測要領?:ピンの位置でガンネルからクラッチ下端中央部までの高さを直角定規で測る。これに、シート面(シート中心の一番低いところ)からガンネ…

(6)ブレードカバー角(ブレードピッチ+クラッチブッシュ角の合計値)

測定方法:正確には、艇を水平に置いた状態でオールを艇に取り付け、艇に対してオールが直角の状態で、ブレードフェイス面の前傾角を計測する。但し、これには大人数の作業所と広い場所を要するので、一般的には、ピンの前後傾が0度であることを前提とし、ブレート…

(5)ピンの前後傾、及び外傾角

測定方法:ピンの艇の長さ方向への傾き、及び、外方向への傾きを角度計で測定。 目的:外傾角は0度〜2度。外傾を付けると、キャッチ時のブレードカバー角が大きくなり、フィニッシュ時にカバー角が小さくなる。その結果、エントリー時にブレードがもぐりにくく、…

(4)スパン

測定方法:スイープ:ピンの位置で測った、艇の中心線からピンセンターまでの距離を測る。(リガースプレッド)、スカル:ピンからピンまでの距離。 目的:オールのインボードに応じて、所定のオーバーラップとなる様にスパンを調整する。 調整方法:軸の位置を左右に動…

(3)オールの前傾角(ブレードピッチ)

測定方法:ブレードを下向きにし、ブレード先端から5cm程度のところに、水平な板をオールの中心線に対して垂直に置き、スリーブのクラッチ接触部(ツバの先、ブレード側)の傾きを測る。ブレードが浮き上がる方向の角度を正、切れ込む方向の角度を負のブレードピッチ…

(2)インボードの長さ

測定方法:オールのグリップ端からツバまでの長さをメジャーで測る。 効果:オールの梃子比(引きの重さ)を決める。また、上体を左右に揺らすことなくまっすぐにドライブができるようにする。 調整方法:ツバのネジを緩め、所定の長さになる様にツバの位置…

(1)オールの長さ

測定方法:シャフトの中心線上で、ブレード端からグリップ端までの長さをメジャーで測定。 目的:漕手(クルーの平均値)の体格に応じて最適なオールの長さに調整する。 調整方法:木製ハンドルのオールは原則調整できないので、可能な範囲で同じ長さのオー…

リギングの目的

漕ぎ易くする。(漕手が艇上で自らのパワーを100%出し切れるようにする。) 推進効率を改善する。(漕いだ力が、最小限のロスで艇の推進力に変換されるようにする。) 漕技の未熟さを補い、ブレードが1枚平らに押せるよう矯正する。(主として新人に必要) <…

新人リギング講習会

今日はT大新人を対象としたリギング講習会が開催された。おやじはその講師。 週末は毎週日曜日の午前にLBRCエイトの乗艇練習があるので、今週末は土・日とレンチャンとなった。どうせ戸田に行くのであればと思い、早めに戸田に到着し、自艇1Xでポンドを軽く…