Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

猿渡先輩逝く

一昨日、東大の大先輩である猿渡央(おう)さんが亡くなった。おやじが現役時代に、OB会である淡青会で合宿費や遠征費補助の募金集め等に活躍された。また、おやじ本人がHC時代も淡青会の事務局長として活躍され、叱咤激励を受けた。凄い方だった。 その後も…

水上でストレッチャー位置最終調整:

実際に出艇して、先ず上記のストレッチャー仮調整の状態で漕いで見る。身長が低く、レンジが短い漕手については、自然なフィニッシュ体勢を取った時に、所定のフィニッシュ角(今回は30度)が取れる様にストレッチャー位置を調整しなおす。(上記の簡易式で…

ストレッチャー位置の仮セット:

LBRCの、身長をベースにしたPTH簡易式( PTH=35cm+(身長-180cm)/2 )を使って、各漕手の身長に基づく、PTHを求め、その位置にストレッチャーをセットする。(仮セット)

キャッチ角、フィニッシュ角をガンネルにマーキング:

11月19日のログに書いた三角定規を使って、キャッチ角、フィニッシュ角をガンネルにマーキングする。今回はクラブチーム用の50度+30度の三角定規を使う。手順は以下の通り(全シートで実施): ガンネルに角材2本を載せ、この上に三角定規を載せる。三角定…

バックステー取り付け:

RSを短くした分、バックステーの長さを短くしてから、取付ける。取り付け完了したら、伸縮部の固定ナットを締める。

ワークハイトの調整:

ワークハイトを下記の値になる様に、各シートで調整する。 整調ペア:17.5cm(Rowing中のピッチング運動の他、COXが設計体重より少し重いのと、整調ペアはBowペアより体重が重いので、船尾が沈み易い事に配慮したもの。) ミドルフォア:17.0cm Bowペア:16.5cm(…

リガースプレッド(RS)の変更:

現状のRSは84.5cmとなっている筈だが、念のため計りなおす。今回、83.5cmとするので、1cm程度RSを短くする。計測した現状RS値と83.5cmの差分を計算し、この差分をビニルテープでRS伸縮部にマーキングする。この上でRS伸縮部の固定クランプを緩めてRSをマー…

クラッチ軸の外傾チェック及び調整:

全シートのクラッチを外し、クラッチ軸が露出させる。この上で艇を水平にセットし、後方から全シートのクラッチ軸を見通す。クラッチ軸の外傾は1度〜2度は許容範囲とし、これからズレて大きく外傾した軸(リガー)については、リガー取り付け基部にウェッジ…

クラッチを外し、ブッシュを調整しなおす:

クラッチを軸から外す。必要に応じて、上記の計算で求めたクラッチブッシュに付け直す。クラッチブッシュ取付けの要点は下図参照。

先ずバックステーを外す:

P号はVespoli製であり、バックステーはネジ伸縮方式。このタイプはバックステーを外す前に伸縮部の固定ナットを先ず緩めてから、バックステーを外す。バックステー調整の要点は下図参照。

各シートのクラッチブッシュ角:

上記の角オールのピッチをベースに、オールとクラッチの合計カバー角が4度となる様に各シートのクラッチブッシュ角を計算する。例えば、オールピッチが−2度の場合、クラッチ角を6度とする。(-2+6=4)

各シートのオールピッチを記録:

各シートのオールピッチをリギング記録用紙に記載。各シートの漕手は、自分が使うオールのブレードピッチが何度であるかを把握する。

POTOMACのリギング変更作業について

今週土曜日にLBRC Aクルーが使用するエイト(POTOMAC号)のリギング変更作業を行う。 リギング変更の数値は11月21日のログに記載した通り。オールについては昨日リギング変更したので、土曜日の作業は艇のリギング変更のみ。LBRCのメンバーは必ずしも全員がリ…

オールの管理(シャフト硬さの計測等):

オールの話のついでに、オール管理の管理要領について、COXに幾つかアドバイスした。(本当は漕手の方に言った方が良いのだが。。。) オールは漕手に管理させるべき。1人に1本、名前を書き込んで個人専用オールとして1年間管理させる。 原則として、出艇…

長さ、ブレード形状、シャフト硬さが合っていれば、ハンドル様式は自由:

COXの一人が「今年の世界選手権で、海外のフォアクルー漕手が異なるオールを使っていましたが、どうしてあんな事をするのだろう?」との質問。世界選手権のDVDを見れば分かるが、世界選手権に出場する選手ともなると、ハンドルの様式(木製か、アジャスタブルか)…

ブレードピッチ計測:

おやじの自作したオール架台ブレードピッチ計測用架台を製作 - おやじスカラー戸田便りを使って、Smoothieオールのブレードピッチを計測した。ちょうど1年前に計測した値がオールに記載されていたが、1度程度ピッチが動いていたものもあった。前回はSmoothieブ…

インボード調整:

インボードは115.5cmを1cm短くして114.5cmに変更。一方で、上記の通りハンドルを2cm短くしたので、逆にツバ(ピボット)の位置を1cm伸ばす必要がある。これは通常のインボード調整と同じ要領。

オール長の変更:

一昨日のログに記載した通り、372.5cmあった長さを2cm短くして、370.5cmに調整した。LBRCで使用しているSmoothieオールは、C2の旧式Adjustableハンドルで、長さを変更する時には一旦シャフトからハンドルを引っこ抜いて、長さを調整する必要がある。今年の初…

オールのリギング調整と管理について

今日は、先日製作したRowing Arcチェック用の三角定規を戸田まで運ぶことにした。ついでに土曜日に行う予定だったエイト用オールのリギング調整等を行った。

今回Aクルーで採用するリギング案:

上記のOarsport推奨リギングを念頭に置き、現状リギング値を下記のリギングに変更してみたい。狙いは、①インボードを短くしてRowing Arc(振り角)のレンジを大きく取り、推進効率を改善する、②アウトボードを短くし、少し水中不可を軽めにするというもの、以…

Oarsportの推奨リギング:

http://www.oarsport.co.uk/training/guide.php?article=rigging4のサイトに体格やエルゴスコアに応じた推奨リギング(ブレードサイズ、オール長、インボード長等)が掲載されている。これによると、Aクルーの体格・体力に相応しいリギング値は下記: ブレー…

Aクルーの使用するオールの現状Spec.:

Concept2のSmoothieブレードでハンドルはアジャスタブル。ブレードはノーマルのSmoothieで長さ54cm。最近国内で流行っているVortex Edgeは付いていない。現状の寸法は下記: オール全長:372.5cm(木製ハンドルで371.5cmに相当) インボード:115.5cm(木製…

クルーの体格とエルゴスコア:

Aクルーの平均身長は178cm。エルゴは計測していない者が多いので何とも言えぬが、恐らく8人平均で7分0秒〜10秒といったところか?平均年齢36歳のクラブエイトとしてはまあまあレベルと勝手に推察。

目標タイムは6分40秒台:

さて、このAクルー、オールの全長やインボードを工夫して少しでも良いタイムを出したい。これまで2000mレースを2回引いたが何れも7分の壁を破ることが出来なかった。今回は一気に6分40秒台を狙いたい。本音のところは、T大新人エイトがオッ盾で6分50秒を出し…

今年のLBRCクルーは、中年と若手の混成クルー:

LBRCでは、これまで平均年齢40代の中年クルーと20代中心の若手クルーの2杯で練習してきた。年末の最後のレースということもあり、今回は中年と若手を混ぜたクルーを2杯組むことにした。この2杯は、両方とも平均年齢が36歳。おやじはAクルーで、40歳以上4名と…

LBRCエイトの最適リギング検討

LBRCエイトの年内のレースは残すところ後一つ、12月23日のT大学内レガッタの招待レースであるクラブ対抗2000mエイトレース。今年はLBRCで2杯、DBRCから2杯の合計4杯で行われる予定。

2発目のレース:

前述のKHクルーの1発目タイム(1'54")をパルテ会フォアの面々は知らず。上記の作戦通り、陸から見て優勝クルーにふさわしい美しい漕ぎをめざして、少しレートを低めに設定し、ユッタリ優雅に漕ぐことにした。狙った通り、艇レートで美しく漕ぐことが出来た…

1発目のタイム差分析:

付きフォアの予選3組が終わったところで、パルテ会フォアのタイム順をチェックした。ネットタイム1'54"で2位に10秒差を付けていた。10秒あればヒックリ返されることは先ずなかろうということで、予選でバタバタしたこともあり、2発目は少しレートを低めにし…

1回目のレース:

おやじの付きフォアはレースNo.2、W.Upして早々にレースに臨もうと思った。しかし、ステッキボートにWater manがおらず、No.1レースのナックルがスタートに着けられず右往左往している。そうこうしている間に時間はドンドン過ぎてゆく。約20分遅れでNo.1レー…

宮が瀬湖レガッタとは:

宮が瀬湖レガッタは、他のレガッタと運営が異なり、年齢H'cp方式によるタイムレースで順位を決める方式となっている。詳しくはこちら: 特定非営利活動法人宮ケ瀬湖ボートクラブ。同じ組合せで500mレースを2本引き、各々年齢H'cpを控除した換算タイムで競う…