Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

オールの管理(シャフト硬さの計測等):

オールの話のついでに、オール管理の管理要領について、COXに幾つかアドバイスした。(本当は漕手の方に言った方が良いのだが。。。)

  1. オールは漕手に管理させるべき。1人に1本、名前を書き込んで個人専用オールとして1年間管理させる。
  2. 原則として、出艇の際は各漕手に自分のオールを運ばせる。(最近のT大クルーは、ポンドに出すときも、川に出す要領で艇と一緒にオールも運んでいるが、これは上記の観点から、好ましくない)
  3. 毎年、場当たり的にオールの銘柄を変えて購入するのは、オール管理上好ましくない。世界選手権等、世界のトップクラスは、ノーマルBigblade若しくはノーマルSlickオールを使用しているクルーが殆ど。あれこれブレード銘柄を替えまくっているのは日本のクルーだけの様に見える。漸く、伊ジャン二コーチの指導の下、日本のナショナルチームもノーマルBigbladeに戻した模様。
  4. オールの数値管理(計測)の基本は、オール全長、ブレードピッチ、ベンド量(シャフト硬さ)の3点。オールを新規購入した時に、1本ずつナンバーを付し、この3点を計測して記録する。定期的(少なくとも年1回)に、ピッチとシャフトを計測する。カーボンシャフトは耐久性が良いので、少なくとも3年は初期の性能を発揮するものと思われる。但し、シャフトが経たって柔らかくなったら、対校選手が使えないので、新人等の利用へ回す。ベンド量(シャフト硬さ)計測要領は下図の通り。

正確なブレードワークを実現するには、キチンとしたオールの管理も必要であることを理解して欲しい。

以上