Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

水上でストレッチャー位置最終調整:

実際に出艇して、先ず上記のストレッチャー仮調整の状態で漕いで見る。身長が低く、レンジが短い漕手については、自然なフィニッシュ体勢を取った時に、所定のフィニッシュ角(今回は30度)が取れる様にストレッチャー位置を調整しなおす。(上記の簡易式で概ね合う筈)そして、所定のキャッチ角が取れる様にキャッチで頑張る。身長が高く、レンジが長い漕手(身長182cm以上の大型漕手)については、フルレンジで漕ぐと50度、30度の角度を軽くオーバーしてしまう。クルーの中でオールの振り各を合わせる必要があるので、大きな選手は、クルーで決めたキャッチ角、フィニッシュ角でレンジを切った時に、最も漕ぎやすい位置になる様にストレッチャー位置を調整しなおす。この乗艇で決めたストレッチャー位置が最終的に当該漕手の最適PTH値ということになる。因みに、キャッチ角、フィニッシュ角が変わるとPTH値が変わってくるので、クラブ毎或いはクルー毎に、キャッチ角、フィニッシュ角の基準を決めた上でPTHを調整することが前提。世界のエリートクラスはキャッチ角55度、フィニッシュ角35度で漕いでいるとの由。
以上