Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

廉価フロアジャッキのユーザー手直し

 今回購入したモノタロウの3t型フロアジャッキ

昨年購入したNV200バネットの夏冬タイヤ交換をDIYするためにフロアジャッキとジャッキスタンドなどの作業用具一式を購入しました。

車両重量(軽貨重量)は約1.3tなので、フロアジャッキはオートバックスで売っている2t型(4000円弱)を購入しました。

しかし、実際に使ってみると、燃料や車内に少し荷物を積んでいることもあり、2t型では、力持ちの私がやっても車体をジャッキアップするのに苦労しました。
(2t型は軽自動車用と考えた方が良いようです)

それでも我慢して、11月末にスタッドレスタイヤへの交換と、この3月に夏タイヤへの交換を行いました。

しかし、今後も2t型でタイヤ交換するのは辛いので、モノタロウブランドの最安値の3t型フロアジャッキを購入しました。
モノタロウの特売日(△10%)に注文し、税込み6,722円で購入できました。

昨日、届いたので早速、バネット号のジャッキアップをテストしてみました。
以下そのFeedBackです。

1)先ず、そのままフロアジャッキを車体したに入れてジャッキハンドルを上下させようとしましたが、車体が低いのとハンドル位置が2t型より高いのでハンドルを上下に振ってポンピングすることができませんでした。

2)そこでカースロープを使って前輪を6cmほど上げてから、フロアジャッキを車体下に入れたところ、ハンドルを上下させることが出来ました。実際にハンドルでポンピングしたところ、2t型に比べて容易にジャッキアップ出来ました。高さも十分に上げられることを確認できました。
 カースロープを使ってフロアジャッキを使う下準備
 ジャッキアップした状態。NV200の前輪ジャッキアップポイントはエンジンより後方にあり、ジャッキを入れるのがやり難い。

3)さて、ジャッキアップ中に一つ不具合がありました。即ち、写真に示す通り、油圧シリンダーを加圧するためのピストンとハンドルを接続する金具のピンが、シリンダーカバーの端に干渉してカバーが少し変形しました。ジャッキアップそのものには影響しませんが、ピンがカバーに接触して擦れる際に金属音を発して違和感があります。(この問題は、モノタロウの商品レビューに記載がありました)原因は、ハンドルのジャッキの接合部近くに右向きの曲げ加工されていますが、この曲げによりハンドルを押し下ろす際にハンドルに右回しのトルクが発生して、ハンドル接合部の金具が右側に傾いてしまうための様です。
 ハンドル基部の金具(ピン)がシリンダーカバーの端に当たって曲がってしまった。
 同上
 ハンドルが右向きに曲げ加工されている。これは曲げ加工ミスと思われる。

4)対策として、ハンドル接合部金具(ピン)が当たったカバーの端を切り落とすことで解消できます。因みにカバーは本体の油圧シリンダーをカバーするためのものであり、端を切り落としても何ら機能的に問題はありません。

5)モノタロウの商品レビューに、ジャッキ本体を箱から出し入れする際に、持ち手がないので扱いにくいというクレームが記載されていました。箱を開けると黄色いプラスチック製の持ち手が同梱されていました。結構確りした持ち手で安心して使えますが、素材が硬いので取り付けるのにゴムハンマーを使って叩いて装着する必要がありました。逆言うと一度付けたら外すのが大変ということです。一方、持ち手を付けたままだと、箱に入れた後に持ち手を倒しても、前述のシリンダーカバーが干渉して箱の中にハンドルがキチンと収まりませんでした。持ち手を倒して箱の中に収めるには、対策としてシリンダーカバーの端のハンドル干渉部を切り落とすことで解消できます。前述の通り、カバーの端を切り落としても何ら機能的に問題はありません。

ということで、今日は朝から天気が悪くてウォーキングも出来ないので、上述のフロアジャッキ不具合解消のために、以下の加工作業を行いました。

1)カバーを本体から外します。8mmのナット2個を緩めれば簡単に外れます。
 8mmスパナでナットを緩めます。
 カバーを外すと、油圧シリンダーが見えます。
2)前述のハンドルとピストン接続ピンの干渉するカバーの端1か所と、本体持ち手を折りたたんだ際に干渉するカバー上端2か所、合計3か所を電動グラインダーで切り落としました。

3)グラインダー切断面はギザギザしていて触ると危ないので、ヤスリを使って削って面取り加工しました。

4)切断面は、防錆のために塗料を塗ってタッチアップしました。

5)最後に加工したカバーを本体に再装着して作業完了。持ち手も箱の中に収まりました。

 箱詰めされた状態(実家の空き部屋に保管する予定)

以上