Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

笹目橋下を通過する際の航路:

笹目橋の下には橋脚が複数ある。特に注意すべきは、川のセンターに立っている橋脚。
笹目橋を通過する際には、この川の中央に立つ橋脚と埼玉側の護岸との間の狭い水路を上りと下りが双方向で通過する必要がある。
(昔は川のセンターに立つ橋脚より東京側の水路には古い橋脚の残骸や杭などの暗礁があり、通る事が出来なかったので、笹目橋通過時の航路は前述の通りとなっている)
この狭い水路の右側半分を通る事が笹目橋を通過する際の航行ルールとなっている。

笹目橋の下は昔から事故が多発する難所として有名であり、私自身も注意して通るようにしている。
一方、近年、シングルスカルなどの舵手なし艇も多く荒川で乗艇する様になってきている。
見ていると、特に上流に向けて漕ぎあがるスカラーが、笹目橋下流のカーブでアウト側に膨らんで、川のセンターにある橋脚の直ぐ横を通過して上流に漕ぎあがるのが散見される。これは、前述の航行ルールに照らし合わせると、逆走していることになる。
荒川で漕ぐスカラーの皆さんは航行ルールをよく認識し、橋の下でも右側航行を遵守して安全に乗艇しよう。

 笹目橋下の航路取り。上り(往路)の航路は埼玉側の岸と川中央にある橋脚の間の狭い航路の右半部。橋脚サイドの左半分は下りの航路。
 笹目水位観測塔。往路ではここを通過する際に、必ず後ろを振り返り、右側航行を遵守しよう。