Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

笹目橋通過時の航路取りに関するFacebookコメントやりとり(参考まで):

本件、問題が少々複雑であり、種々勘違いがある模様。
Facebook上のコメントのやりとりで補足したので、参考までに転載する。(一部、内容を校正済み)

N社 Hさん:
当部では笹目橋を下る時は中央の橋脚の東京側を通るように指導しています。現在のナショナルチームも同様と思います。

私:
笹目橋を下る際に、笹目橋センターの橋脚より東京側を自己責任で通るのは自由と思いますが、本来の下りの航路は、図に示した通り、センターの橋脚と埼玉側の岸の間の水路の右半分です。図示した赤い矢印の航路。 何れにせよ、上りの艇がセンターの橋脚近くを通るのは航路上の逆走となります。

笹目橋の下の水路はブログに書いた通り、川幅の中央に位置する橋脚と左岸(埼玉側の岸)の間の狭い水路が、船舶が航行する航路となっています。ですから、センターの橋脚はいわば右岸と見なせます。

本件、昔から荒川で乗艇してきた年配世代と、最近荒川でスカル乗艇をする様になった若い世代で笹目橋通過の航路取りに関して、やや認識違いがあるようで心配しています。

そもそも航行ルールは右側通行です。これに関しては誤解はないでしょう。一方で笹目橋の下はセンターの橋脚より東京サイド(右岸側)は橋脚が林立していて大きな船舶は航行出来ません。従って、センターの橋脚より埼玉側(左岸側)だけが船舶が通れる航路となっています。我々のローイングボートもこれにならってきました。ですから、センターの橋脚と埼玉側の岸の間のせまい水路を航路の全幅として、その中で右側航行する必要があります。

笹目橋の直ぐ下流はかなりきついカーブとなっていて、航路取りが未熟なスカラーは笹目橋を上る際にカーブで膨らんで、センターの橋脚の近く、即ち、逆走する事例が多く見られます。どうも実際、笹目橋付近で接触事故(インシデント?)も起きている様です。

一方で、センターの橋脚より東京側、橋脚が林立した狭い水路は、以前は暗礁や杭が多く、危険な水路でしたが、笹目橋の橋梁工事の際に暗礁や杭が撤去されて、今は安全に通過出来る様になりました。(但し、狭く入り組んだ水路である事は以前から変わっていない)

上記の現況を鑑み、日ボの強化選手は笹目橋を下る際に、センターの橋脚より東京側を通る様に指導されているようです。

さて、橋脚より東京側を通って下る事を、勝手に前提条件と勘違いしたスカラーの中には、笹目橋を通って上流に上る際にセンターの橋脚より埼玉側は全て上り専用の航路だと勘違いする者がいるようです。

ここが問題なのです。事故が起これば本来の荒川の航行ルールに基づいて裁かれることになります。

と言うことで、笹目橋を通過して上流へ上る際には、本来の航路ルールを守りましょう。

TRC N江さん:
私はルール通り航行してますが、「東京側を通った方がより安全」くらいに考えており「橋脚より東京側を通って下る事を、勝手に前提条件と勘違いしたスカラーの中には、笹目橋を通って上流に上る際にセンターの橋脚より埼玉側は全て上り専用の航路だと勘違いする者がいる」という考えはありませんでした。とても勉強になりました。ありがとうございます。

以上