Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ポンドUT

oyajisculler2017-09-19

今朝はポンドで6km UT漕 x 2。
水温は、台風大雨の影響で少し下がり、24.5℃。
日差しがあまりなく、今朝のポンドコーチングは、長袖長ズボンのジャージ上下で丁度良かった。

ポンドには対校クルーの他、1年生シングルスカル練習組、及びTB艇によるスイープ導入練習組が乗艇。
今年の新人シングルスカルは例年に比べると、少しレベルが上の様に見えた。

今朝は東大の他、N大小艇や、T工大小艇(インカレエイトを解体して小艇で全日本挑戦の模様)が出ていた。

以下、他大クルーを見た感想:

1)N大2Xや2−:曳波で艇の揺れがある環境でも、1本1本、加速感のある一拍ドライブが出来ていた。この辺りが決勝で金メダルを取るクルーと一般プルーの差だと思われる。東大もポンドの曳波のある環境でも、他の艇と並べているつもりになって、確りドライブして、艇速を貪欲に追求しよう。

2)T工大 小艇(4+、2−):インカレで総合7位となったエイトを崩して4+と2−を編成した模様。エントリーの素早さ、ドライブの一拍感が良く出ていた。エントリーの素早さは見習うべきものがある。

東大クルーの動画:

M8+ 天寵
バランス安定性、及びエントリーの戻りはこれまでより改善してきている。
しかしながら、艇速は、NF-UT:1'53.9"/500m(SR18.2)、WF-UT:1'50.3"/500m(SR18.7)と、先週のポンドでの艇速より改善しているが、荒川での艇速より2〜3秒/500m遅い。
原因は、他艇の曳波のあるポンドでの不安定さによるドライブの出力及びスピード不足。
以下、改善すべきポイント:

  1. 少々ラフな環境でもドライブの一拍感を出すべく、クルー全体で確りスピードを追求してドライブする。特にドライブミドルからフィニッシュ押し切りに掛けての加速感をもっと追究・コミットする。
  2. 押し切ったらクリーンにリリースし、フォワードでリラックスしてしっかり休み、次のドライブに備える。
  3. フォワードの後半は次のエントリーの準備をし、フォワードエンドで、フォワードの延長上でブレードを素早くエントリーする。
  4. ブレード一枚入ったと同時に確りブレードに体重を載せてドライブする。
  5. UTは、レースペースと同じドライブ力を発揮して一本一本確り加速する。

https://www.youtube.com/watch?v=Wc2L1MEtA4I&edit=vd

M2+ 月影
二人のドライブのイメージがまだ合っておらず、艇の動き、加速感がギクシャクしている。
O翔はエントリーとドライブを素早くしようと意識しすぎているのか、キャッチの動作が硬い。
先ずは遠くにブレードを置いてくるイメージでブレードを入れ、1枚入ったのを確認してからハンドルにぶら下がるイメージでドライブする様にしよう。
Y岡は、エントリーの動作は良いが、キャッチからのぶら下がりのタイミングが遅れている。
体幹が緩んだまま漕いでいるイメージがあり、キャッチでレッグドライブしても、体幹の緩みにレッグドライブの力が吸収されてしまい、キャッチからのドライブ力がハンドルに伝わるまでタイムラグがある。
キャッチから確りぶら下がれる様に、ハンドルに引っ張られるイメージでフォワードしよう。
二人とも、ドライブミドルからフィニッシュに掛けてもっとブレードに体重を載せて艇を確り加速させよう。
https://www.youtube.com/watch?v=5Oa20POCXck&edit=vd

M4+ 烈丈夫
強から3番はA石→T中に交代。
艇速・バランス共に3番交代前後と大差は無かった。T中は久々のスイープ乗艇の割に良く漕げていた。
出艇前にドライタンクを使用して、キャッチ角:55度、フィニッシュ角:32度を取れる様にストレッチャー位置を確認。
T中は、これまでPTH:32cmとしていたが、これではフィニッシュ角32度が取れなかった。そこでPTHを2cm程度短くして29.5cmとしたところ、フィニッシュ角32度が取れた。キャッチ角は56度程度。
今日は付きフォア出艇前にPTHを上記値に調整。乗艇の感触では、これまでの様な窮屈なフィニッシュ姿勢から解放され、アウトハンドの腕の使い方もこれまでより改善出来ていた。
エントリーのイメージは、整調のM田が概ね良いイメージ(フォワードの延長線上で、ブレードをエントリー、入れてから押す)で出来ているので、後ろ3名はM田と同じエントリーをする様に努力しよう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=ii--cSopBr4

M1X A石
昨日から1X(Vega)乗艇。
概ねスムーズに漕げている。1本目をフェザー付きで漕いでいたが、次回からは1本目はノーフェザーで漕ぐようにしよう。
もっと1本1本加速感が出る様に確りドライブしよう。
確り押し切ったら、クリーンにリリースして、ハイフェザーでリカバリーして水面を擦らずに漕ぎ、フォワードで艇を滑らそう。
https://www.youtube.com/watch?v=BNA0VvHerxE

以下、新人乗艇:
今年の新人スカル乗艇は、例年に比べると良く漕げている様に見える。
特にオッ盾エイトに乗っていたN村(高校ボート経験者)とM浦は良く漕げていた。

N村
概ね、3,4レーンを使用して漕いでいたが、良い艇速を出し、後方から追い付かれる事無くスムーズに漕げていた。
リカバリーはもっと高く返して擦らない様に漕ごう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=cCdNmYDAzZg

M浦
スカル初経験にしては良く漕げている。フィニッシュに向けて加速感を出そう。
https://www.youtube.com/watch?v=B3QCl0_HAAM&edit=vd

T岡
高校スカル経験者であり、概ね良く漕げている。
フィニッシュに向けた加速感を出し、リカバリーで艇を進めよう。
https://www.youtube.com/watch?v=zDPKQNQqook&edit=vd

Y崎
漕ぎのイメージは良い。良く漕ぎ込んで加速する様にドライブしよう。
https://www.youtube.com/watch?v=OFClC50tkt8&edit=vd

T熊
フィニッシュハーフでドライブが収束して勢いが落ちている。もっとボディースイングも使ってドライブを加速しよう。
https://www.youtube.com/watch?v=v5iNGiD2mlk&edit=vd

S島
オッカナビックリ漕いでいる感あり。もっと思い切ってドライブして艇を加速しよう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=Ejr6Fbr8a0c


新人 TB艇
フェザー付きで漕いでいるが、キャッチ前のスクウェアリングが遅れてエントリーが戻りながら入っている。
ツーリングボートはバランスの良い艇なので、ノーフェザー漕ぎを多用し、エントリーの精度を向上させよう。
https://www.youtube.com/watch?v=SkLwGOMJi5I&edit=vd


新人 TB艇
ノーフェザーを多用して、ブレードワークの基本を練習している点が良い。
エントリーはフォワードの延長線上で素早く入れる様にしよう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=IqvFB0VN6dM

以上