Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

早朝乗艇120分(B2)

2月も中旬に近づき、日の出時刻が6時半頃まで繰り上げってきた。
日曜日は早朝と午前モーションなので、岸蹴りは5:30分とした。
荒川の水温は、秋が瀬8℃、大曲9℃、競艇場前10℃。今週は概ねこの水温でほぼ横ばい。

土曜にNTTとの合同乗艇あり、エントリーの素早さ、キャッチからの水の掴みの早さに関して、東大漕手とNTT漕手に大きなテクニックの差があることが体験できた。
違いや差が分かれば、後はその差を埋めるべく、練習を積み重ねて上達するのみ。
NTT漕手と一緒に乗っていた時には整調ペアのNTT漕手に合せてキャッチの素早さが少し改善出来ていたが、元の東大漕手だけでのエイト乗艇では、整調ペアが東大漕手なので、エントリーの素早さやキャッチの効きは元の漕ぎに戻ってしまっていた。
漕ぎ、特にキャッチを改善するには、やはり整調ペアが後ろをリードする必要がある。
この意味で、エイトの整調ペアはフォワード中のブレード及びシートの動きのコントロール、及びエントリーとキャッチからのドライブの効きに関して、クルーをリードすべく本気で取組まねばならない。
現時点で、淡青及び天寵の整調ペアの取組みは、まだまだ取組み度合いが十分でない。
岸を蹴った瞬間から上がってくるまで、もっと集中力を高めて後ろの漕手をリードしよう。

大曲から下りの6km漕1本目は、序盤で天寵の水中の強度・加速感がマッタリとして不十分。結果、艇速が1'50"/500mを超えてしまった。淡青は1'47"〜48"/500mを出していたので相対的に淡青の方がリードした。但し、6kmの後半で天寵が追い上げた結果、平均艇速では殆ど同じだった模様。
6kmの1本目まで、距離にして10km以上漕いでいるので、この間に心身及びテクニックも確り準備して1本目の序盤から全力を出せる様にしよう。実際のレースはW.Up後の1本目となるのだから。

2本目は戸田橋から笹目水位塔までの3km x 2。2本目は天寵の方が少し良い艇速が出ていた。
しかし、6km漕 x 2の平均艇速で見ると、日曜の平均は、1'48"/500m程度であり、木曜日の平均艇速:1'47"/500m弱より1秒程度遅くなっていた。
どうもNTT合同練習で体験したNTTの漕ぎを、漕手が各々人の解釈で個別に取組んだ結果、漕ぎが合わなくなってユニフォーミティーが劣化して、結果として艇速が落ちた模様。

NTTの漕ぎが良いからといって、これまで冬場に3か月以上取り組んで来た自分たちの漕ぎを捨てて新たな漕ぎに取組むのは、ゼロからやり直しとなり逆効果となる。現に今日の艇速は木曜日の艇速より劣化した。

そうではなく、漕ぎの根幹、ドライブやフォワードのリズム感は、これまで取り組んで来た漕ぎをそのまま生かす必要がある。
その上で、改善すべきは以下の項目となる。

  1. NTTの漕手の様に体幹を強化し、骨盤を立てて背骨と骨盤を一体化してSit Tallし、ボディースイングは座骨を支点として骨盤からスイングする。(NTT漕手は良くSit Tallして艇上での座高が高い)
  2. フォワード中、フォワードの後半はハンドルに引っ張られる様なイメージで腕と背中を良く伸ばし、キャッチから緩みなくドライブ出来る姿勢を準備して脚でキャッチする。
  3. エントリーはフォワードエンドになってから入れるのではなく、フォワードの延長線上でハンドルを斜め上に振り上げる様にして素早く水に入れる。また、エントリーをシンプルにするため、ブレードは早め(ハンドル踵通過時)にスクウェアにする。入れた瞬間に確りレッグドライブしてキャッチからハンドルに確りぶら下がりブレードを効かせる。(シャフトをベンドさせる)
  4. キャッチで掴んだ水を離さないようにしてフィニッシュまでベンドをキープし続けて滑らかに力強く水平に押し続ける。
  5. 押し切ったらベンドを全て水に戻した後、座高を高くキープしたまま、胸の前で、アウトハンドの肘から先をタップダウンしてクリーンにリリース。オールの重さをクラッチに載せる様にしてインサイドハンドの手首を使って軽快にフェザーターンする。
  6. フォワードは、ハンズ、ボディー前傾、スライドの順番とし、ハンドルの速度が一定となる様にスムーズにフォワードする。また、フォワードしながら次のキャッチに向けて確り準備する。

上記を実現するには、(1)体幹の強化、(2)強い腕引きに必要な肩甲骨周りの背中の筋群の強化=PU負荷の強化、(3)漕技改善に向けた乗艇中の集中力向上が必要である。

<写真>
 6時07分。淡青。NF-UTで秋が瀬へ。満月が秋が瀬鉄橋の上に浮かんでいる。
 6時12分。秋が瀬で折返し下流へ。
 6時17分。天寵のWF-UT。
 6時18分。同上
 6時33分。6km漕の1本目。淡青が水を明けてリード。
 7時01分。6km漕の2本目。2本目は天寵が水を明けてリード。
 7時07分。M1X N田
 7時11分。6km漕2本目の復路。


<動画>

M8+ 淡青

  • 6km x 2: Ave.1'48.2/500m, SR20.6, 2000mSS換算:6'40.0, η82.2%

https://www.youtube.com/watch?v=l9zpDwZ7Y60
https://www.youtube.com/watch?v=nyEMT4gaQmU&edit=vd

M8+ 天寵

  • 6km x 2: Ave.1'47.8/500m, SR20.9, 2000mSS換算:6'38.7, η84.5%

https://www.youtube.com/watch?v=rv48mHHnHMA
https://www.youtube.com/watch?v=a3jRDFpt-jA&edit=vd

M8+ 並べ
https://www.youtube.com/watch?v=pH13_1iX3tg&edit=vd


M4+ 凌雲
今朝はS蹊との並べ(2km x 6本)で前半3勝、後半3敗だった。
S蹊が速くなったというより、東大が昨日より遅かった。原因はバランスの悪さ。
バランスを崩すのを嫌い、バウ:I崎がブレードを予防的に下げて擦りながら漕いでいるところも拙い。
先ずは漕ぎの基本から治す必要あり。

  • 6km x 2: Ave.2'08.9/500m, SR19.9, 2000mSS換算:7'56.3, η70.7%

https://www.youtube.com/watch?v=wNYXfYggpFY&edit=vd
https://www.youtube.com/watch?v=2DL81-zW2AU

M1x N田(誉)
昨日より漕ぎが改善していた。フィニッシュで肘を高くキープして押し切り、クリーンにブレードリリースすることを今週から指導しているが、それが少しずつ実現しつつある。
6km x 2の平均ペースも昨日より僅かに速くなった。

  • 6km x 2: Ave.2'12.6/500m, SR20.0, 2000mSS換算:8'09.8, η81.6%

https://www.youtube.com/watch?v=zjDic6FfJcs&edit=vd
https://www.youtube.com/watch?v=_dZA0HQjP_o

W2x Spica
折角2X乗艇したのだが、オールの長さ(OUTBOARD)をシングルのまま変更していなかったとのこと、1X→2Xでは、Outboardは1〜2cmは長くすべき。
尚、今回からK林が整調に乗って、ドライブの加速感は良くなった。しかし、K林はブレードのリリース後、ブレードと水面のクリアランスが少なく水面ギリギリ。
もっとハイフェザーしよう。
https://www.youtube.com/watch?v=vVjbqWdUWWE&edit=vd
https://www.youtube.com/watch?v=tw_UpHv0QT8

M4+,W2X,M1X
https://www.youtube.com/watch?v=yZNC0Ry-iKw&edit=vd