早朝：東工大エイトとの並漕

インカレ前に適度な強さを持ったクルーと並べ、勝ち、そして調子を上げる事を目的とし、今朝は東工大エイトと荒川で1500ｍ一発の並べを行った。
東工大エイトは、今年エイト新艇を購入し、良く練習してまずまずの艇速を出している。
春先の5大学レガッタでは、好順風の中、6'06"で優勝している。

今朝はスタートからリードし、相手を圧倒して勝つ事を目標とした。

さて、ここ数日の雨で荒川も増水。水は少々濁り、流れも速くなっている。
並べの時間帯は下げ潮。風は東風で、風と流れが喧嘩し、水面にはかなり波が立っていた。

並べは28km地点から下り方向へ1500m。距離はGPS SpeedCoachで計測した。（両クルーともGPS所持）

W.Upでの漕ぎは概ね上々であり、今日は東工大を圧倒出来ると予想した。

さて、スタート。
スタートでは一気に東大が出て、500m手前では１L差位まで出た。
しかし、その後レンジが切れてFWDラッシュするシャカシャカの漕ぎとなり、ペースダウン。
この間に東工大に詰められ、ラストは勝ったものの0.5L程度まで差が縮まった。

今回の並べでは、スタートは飛ばしたものの、ハイピッチでレンジが切れてコンスタントのレンジが短いシャカシャカの漕ぎとなり、且つ、セトルダウンでいつものレート：SR36.5まで落としたところで、短いレンジで並みのレートとなり、ペースダウンした。
問題は、ハイピッチのレンジが切れていた事。
今後は、練習同様、ハイピッチでもUT同様のフルレンジで漕ぐようにしよう。
何れにせよ、スタートで一気に相手を１L近く突き放せた事は良かった。

他のクルーはいつもの通り、6km UT漕をラフコンの中で行った。
水が濁り、水面が荒れていた事もあり、どのクルーもいつもより艇速が落ちていた。
こういうコンディションの時には、どのクルーも良いコンディションに比べて艇速が落ちる。
従って、与えられた環境の中で最大限の努力で、可能な限り艇速を上げる様に努力する事が肝要。

＜写真＞
　5時43分。岸蹴り直後の水面。風浪が発達して水面が荒れている。
　6時09分。無しペアとジュニア付きフォアの並べ。今日は無しペアが殆ど勝利。
　ジュニアはバランスが悪いため、水面が荒れるとバタバタして艇速が上がらない。
　6時33分。1500m一発（順流の為、実質距離は1400m弱）の東工大との並べ。300m通過辺り。3/4L程度、東大がリード。
　東工大エイト。パワーが無いのでスタートダッシュは遅いが、良くリラックスして漕いでいる。
　ゴール付近。26.5km地点付近がゴールなので、東工大側がインカーブ。東工大がインカーブに沿って右に舵を切り、東大もそれにつられて右に曲がったので、余計に差が詰まった。東工大のイージーオールは東大より2本遅れたので0.5L以上の差はあったと思う。それにしても中盤から東大はシャカシャカの漕ぎでペースダウンしていた。
　6時55分。再び無しペアと付きフォアの並べ。
　7時13分。同上。この時間帯辺りから流れが弱まり水面が改善してきた。
　無しペアはもう少し加速感を出したい。