Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

今朝のポンド乗艇:

ポンド乗艇は、SpeedCoach CAL補正を行う事も重要な目的の一つ。
エイトの天寵と淡青は久しぶりのポンドでのCAL補正。
岸を蹴ったエイトを自転車で伴走しながらコーチ用SpeedCaochレシーバーで艇速を見ようとしたところ、2艇共に全く艇速が表示されなかった。原因はInpellerが全日本や鉄門レース使用時に取り外されたままになっていた。
1周漕いだところで揚艇し、艇庫に戻ってImpellerを取り付けて再び乗艇。今度は艇速が表示された。
艇を乗り換える際には、Impeller等の装着有無は、コックスが責任を持ってチェックしよう。今回はコックスのケアレスミス

エイトはこれまで冬場に乗っていた付きフォアや無しペアに比べて艇速が速いので、キャッチで水を掴むのが難しい。
フォワードで確りキャッチの準備(上体・腕のセット、早めスクウェアリング)をしながら前に出て、ブレードを戻さずエントリーしてキャッチからオールを効かせる必要がある。
この辺りは、漕手一人一人が感覚を研ぎ澄ませ、ブレードを自分の掌の様に感じて、キャッチしよう。
今朝、M治大学のフォアクルーがポンドで乗艇していたが、キャッチの正確さ、ブレードの効きは、東大漕手と比べて圧倒的に上手く、精度が高かった。
東大漕手も、この春休みに集中的に取り組み、U23代表選手の漕ぎをお手本として同じように漕げるまで執着心を持って取り組もう。

<写真>
 6時02分。2月に入り、朝6時でも漸く水面が見える様になってきた。
 7時09分。少し北西の風が吹いてきた。
 7時59分。クーリングダウン中の天寵クルー。

<動画とコメント>

M8+ 天寵;Ergo75kg換算:6'44.9
均等エイト2杯を編成した結果、このクルーは漕手8名中、新4年:1名、新3年:6名、新2年:1名の組合せ。少々粗削りではあるが、概ね良くドライブが効いて有効レンジが長めになっていた。
バウの赤石は力強さこそ無いものの、レンジが長く、前の漕手に上手く合せていた。
6kmTT: Ave.1'49.7/500m, SR19.0, 2000mSS換算:6'54.9, η76.3%、
https://www.youtube.com/watch?v=DrAOq3D0Cys&edit=vd

M8+ 淡青:Ergo75kg換算:6'42.4
このクルーは漕手8名中、新4年:5名、新3年:2名、新2年:1名の組合せ。
このクルーは、Ergoスコアは、天寵より2.5秒良い。
そこで性能の良いFilippi F42型の天寵を和泉・山本クルー、体力のある淡青クルーには、若干性能の劣るEmpacher K84型の淡青を割り付けた。
今朝の乗艇では、このクルーは有効レンジが短いため、ドライブの加速感が今一物足りなかった。以下の通り、6km漕の平均艇速は天寵より3秒も劣っていた。
6kmTT: Ave.1'52.7/500m, SR18.7, 2000mSS換算:7'06.2, η69.1%、
https://www.youtube.com/watch?v=_bt7mQ7kYlM&edit=vd


M4+
このクルーはバウ:I崎(新4年)以外は皆、新2年生。所謂、ジュニア。
例年ならジュニアエイトを組むところだが、今年のジュニアは漕手が5名しかおらず、ジュニアエイトが組めない。
そこで、2月末までは付きフォアでSweep漕ぎの基礎トレーニングを行う。
尚、このクルーは均等エイト2杯の補漕扱いであり、エイト二杯に欠員が出た時にはエイトに代漕として入る。
今朝の漕ぎはバランスが不安定で、ズルズル・バッタンで良い艇速が全く出せなかった。
シングルスカルで2か月やってきて、スカルを漕げる様になったので、基本的に付きフォア艇のバランスを取る事は差して難しくない筈。確り取り組もう。
6kmTT: Ave.2'13.7/500m, SR17.3, 2000mSS換算:8'25.0, η60.3%、
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=H72e_T57djg


1X
N田(誉)
肩を痛めて、1月は殆どリハビリとしていたが、久々にフルに乗艇。元々、スカルを漕ぐのは上手いので、それほど大きな課題は無い。
1点、修正したいのは、ドライブミドルでのハンドルクロスオーバー時の両手の位置関係。ハイト差を25mm程度付ける事で、ハンドルを持つ手の位置でのハンドルの高さの差は、その1.5倍の4cm弱となる。従って、クロスオーバー時にはハンドルの上下差4cmは許容できる。
従って、右手と左手のハンドル位相差は付けずに上下差のみでクロスオーバーしよう。現状は握りこぶし一個分、右手の方を先にドライブして位相差が出来ている。
今後は、クロスオーバー時に右手のナックルをは左手の掌の中にスッポリ納める様な形に改めよう。こうすれば殆ど位相差無しとなり、艇の直進性が改善する。
6kmTT: Ave.2'19.2/500m, SR18.8, 2000mSS換算:8'45.8, η66.2%、

E澤:
フィニッシュで、両肘を横に貼り出して肘を高くキープし、ハンドルを肘から差の手でタップダウンすることでブレードをクリーンにリリースすることが出来る様になってきた。
但し、折角クリーンにリリースしたブレードが、ハンズアウェー時に水面近くまで下がってしまっている。一度下げたハンドルは下げたままキープしよう。

K林:
タップダウンの段差が足りず、リカバリー中のブレードが水面スレスレで低すぎる。これまで、ずっと注意してきたが、なかなか治らない。
臆病な性格が災いして、フォワード中にハイフェザーするとバランスを崩した時に”バタッ”とバランスを崩すのを恐れて、予防線としてブレードを予め下げ、少しでも傾いたらブレードがつっかえ棒となって絶対に傾かせない漕ぎが自然と癖になってしまったのだろう。
しかし、今後、チームボートのダブルスカルを漕ぐ際には、ハイフェザーしてブレードを擦らずに漕ぐテクニックが要求される。
レースでは風や波が高いコンディションで行われることもあるので、恐れずにハイフェザーするテクニックに取組もう。
先ずは超バランスが良く、ハイフェザーしても全く怖くない杉田に乗って、ハイフェザーのハンドルワークに取組もう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=vrXXSwoV99c

以上