Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ドライブ後半での腹圧キープと呼吸(排気)

oyajisculler2017-06-19

14時頃、岸を蹴って荒川に出艇。
風は南東の風2m程度。荒川は14時頃に満潮で、その後下げ潮。
湿度が50%程度(梅雨なのに?)とカラッとしているので、気温は29度と高くても水上はあまり暑さを感じなかった。

先週から取り組み始めたPause at the Finishで、低レートUT漕で秋が瀬へ。丁度満潮から下げ潮に切り替わるのが分かった。

折り返してからは、順流。何故か秋が瀬から大曲の間は風向きが北西となり、順風順流で大曲まで下った。

この際、1ストロークサイクルの中での自分自身の呼吸を観察してみた。

呼吸はドライブ中に1回、フォワード中に1回の合計2回/ストローク。恐らく、ほぼ全ての漕手がそのようのして呼吸していると思う。

その中で特に注意深く観察したのがドライブ中のフィニッシュにおける息の吐き方。

フィニッシュでは強く押し切るために腹圧をキープして体幹に力を入れてボディースイングし、且つ、腕を引いてオールで水を押し切り、リリースする。
乗艇中に息を止める訳には行かないので、ドライブ後半では腹圧をキープしながら、息を吐く必要がある。

実業団のベテラン漕手が”シュー”と吐息の音を立てながらフィニッシュで押し切っているのを観察できるが、これと同じように、息を吐き出す際に口を窄めたりして抵抗を掛けて腹圧をキープしつつ排気するのが一般的な要領だ。

私の場合は、口を少し閉じ気味にして息を歯に当てて”シー”と空気の風切り音を立てながら抵抗を付けて腹圧をキープしつつ排気している。

ドライブのキャッチハーフは息を短時間で軽く吸い、ミドルからフィニッシュに掛けてのボディースイング&腕引きのフェーズで排気している。こうすると腹圧をキープしつつフィニッシュを確り押し切る事ができる。

本件、フィニッシュ押し切り時の体幹の使い方及び呼吸要領に関して、先週末、女子選手から質問があり、その際はエルゴを使って、フィニッシュで息を吐きながら腹圧をキープしつつ押し切ることを指導した。

今日は自分自身のシングルスカル乗艇で自分自身を観察・確認してみた。

以上