Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

早慶戦 第二エイトレース

oyajisculler2016-04-20

今日、13時、戸田コースで早慶戦当日の荒天で実施できなかった早慶戦第二エイトレースが開催された。
東商戦前に、対校戦レースの参考情報を得るため、レースを観戦した。

結果は以下に記す通り、早稲田の第二エイトが、逆風をものともせず、序盤にハイレートで飛ばし逆カンバス差でリード。
後半1500mで1/3Lまで詰められながらも、最後はスパートで突き離し、1L差で勝利した。

今日のレースの様子:

風向風速: ポンドの中は、東風2〜3m。真逆。 風下の500mまでは水面がチャプチャプしていた。

この逆風の中、両クルーがどのような戦術で来るかが見所だった。
やはりマッチレースなので、風向きに関わらず、序盤から頭を取るべく飛ばすのが常套戦術というもの。

レース展開:

  1. スタート: スタートから100mまではほぼ横並 び。100mでは1シート早稲田が出た。早稲田は200m以降もあまりレートを下げることなくSR39で、400m過ぎまで攻めた。
  2. 500m通過時には1/2L早稲田リード。早稲田が2QもSR37〜38で飛ばし、1000m通過では逆カンバス差まで差を広げる。1000m通過ラップは3'08"。逆風の中、1000mレース並みのタイム。慶応は2QでSR36.5と、レートが1枚低かった。
  3. 3Qに入り、序盤飛ばした早稲田のペースが少し落ち、レートはSR36.5。慶応は3Qを勝負所と見て、レートを1枚上げてSR37.5オーバー。1500m通過手前で、艇差は1/3Lまで詰まった。
  4. ラストQで慶応が更に上げて一気に横並びになるかと思いきや、ラスト300mで早稲田がレートを2枚上げてSR38。ここから早稲田が再びリードを広げ始める。最後は勝負あったの感あり。1L差で早稲田がゴール。タイムは6’29”。ゴールと同時に、早稲田スタッフが歓喜して号泣する姿が見られた。

以上、早稲田は完全に序盤勝負に出て、そのまま逃げ切り。タイムは、前半1000m: 3'08"、後半1000m: 3'21"。トータル6'29"。
一方の慶応は序盤に勝負を掛けるという意気込みが見えなかった。

今日は早稲田の”絶対勝つ、序盤から飛ばして、死んでも勝つ”という強い気概が見えた。
勝負を分けたのは、このレースに何が何でも勝つという姿勢で臨んだ早稲田クルーの気力とみた。

次は、東商戦。 東大がチーム一丸となって”何が何でも勝つ”という気力を見せる番だ。

以上