Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

アップからレースまで:

木曜、金曜と大会前にマスターズチームなどのボランティアで藻の除去作業を行ったが、果たしてどの程度改善しているのか不安。
藻の状況次第では、大会スケジュールやレーン配置が変更となる可能性があるので、今日は早めに家を出て昼頃に戸田に到着した。

先ずは戸田駅構内のうどん屋で昼食。
13時頃には大会本部に行き、大会出場の受付手続きを行った。
この際に、レーススケジュールを確認したが、当初のスケジュール通りにレースが行われていることを確認した。
但し、5艇レースに関しては、当初の1〜5レーンではなく、1レーンは使用せず、2〜6レーンでレースが行われていた。

戸田コースは、今日も500mゲートが閉まっているので、コースで十分なウォーミングアップが出来ない。
荒川でアップすることも考えたが、流木に衝突するリスクもあるので、エルゴメーターを使ってウォームアップした。

<エルゴでのW.Up> 約30分。

  • SR16での低負荷ウォームアップ:2000m
  • 500m毎にレースペース10本を入れたファルトレク:2000m
  • SR17での低レートUT漕: 1000m
  • クールダウン:1000m

<水上でのウォームアップ>4km弱

  • Finishワーク:1500m
  • Catchワーク:400m
  • レースペースパドル10本 x 2
  • 静止スタート練習 5本+10本まで
  • P@F付き低レートUT漕:300m x 2 (順風:2'23.9/500m, SR17.5, 逆風:2'34.6/500m, SR17.2, 無風換算:2'27.5/500m, SR17.4)

午前中は西からの好順風が吹いていた様だが、午後は風向きがコロコロ変わり、15時半頃から16時頃までは北東の逆風が吹いていた。
アップ時のUT漕の感触だと、順風と逆風で500m辺りのペースで10秒程度の差がある。
従って、逆風のレースでは期待した様なタイムは出ないと判断。
レースの戦術としては、スタートでリードし、相手の背中を見ながらゴールまでリードを保つ作戦を考えた。
スタートに着けると、当初1レーンだった、パルテ会のO選手(カテゴリーD)が6レーンに着けていた。
私は4レーン。
久々のレースなので、対戦相手の実力は不明。
ただ、隣の3レーンのN江選手(カテゴリーE)とは過去にレースで対戦したことがあり、まずはN江選手より前に出ることを狙った。

さて、スタート。
スタートのステッキボードの近くは浮遊した藻が溜まっていること、また、久々のシングルスカルのレースなので、スタートは安全第一で出た。
5本+10本を終えた頃、隣のN江選手との差を見ると、相手の背中が見えたのでリードしていることが分かった。
SpeedCaochのモニターは見ず、先ずは自分自身の漕ぎ・リズムを安定させることを優先した。
250mを過ぎた辺りで巡航ペースで行こうとしたところ、隣のN江選手との差がジワジワと詰められている様に感じた。この時ちらっと見たレートは28.5。
差が縮まると相手が勢いづくのでここは我慢。
500m通過時は、再び差が開いて1L程度で少し水が空いたように見えた。
後半に入ったので少しレートを上げて差を開けようとトライ。
N江選手との差はスルスルと開いたが、今度は1レーンのパルテO選手との差が詰まり始めた。ラスト300mで1L程度の差はあったので、スパートすれば逃げ切れると考えた。
しかし、ラスト250m辺りから一気に差が縮まり始めた。
水中のドライブを緩めたつもりは無かった。また、特段、強い逆風も感じていなかったので、”アレ?”という感じ。
通常、ラスト200m辺りからレートアップでペースアップできるが、今日は水中が重く感じられ、ペースが上がらなかった。
この間に相手との差がスルスルと縮められた。
しかし、残り距離は僅かであり、何とか逃げ切る事ができた。
ゴールタイムは1秒弱であり、辛勝だった。
但し、O選手とは年齢カテゴリーが異なるので、抜かれてもカテゴリーEでは優勝だが、やはり同じレースで1着ゴールと2着ゴールでは気分に大きな差がある。

辛勝だが、5歳若い選手に勝てて良かった。

以下、1000mレース中(逆風)のGPS Speedデータ:

  • 100m: Ave.1'59.0/500m, SR40.4, DPS 6.29m,
  • 200m: Ave.2'08.5/500m, SR29.9, DPS 7.79m,
  • 300m: Ave.2'13.4/500m, SR28.5, DPS 7.86m,(ここでN江選手との艇差が膠着)
  • 400m: Ave.2'11.7/500m, SR28.6, DPS 8.00m,
  • 500m: Ave.2'11.1/500m, SR28.8, DPS 7.95m,
  • 600m: Ave.2'11.3/500m, SR28.8, DPS 7.91m,
  • 700m: Ave.2'08.3/500m, SR29.3, DPS 7.91m,(ここで1レーンのO選手との差は1L程度)
  • 800m: Ave.2'13.4/500m, SR29.4, DPS 7.64m,(750m付近で一気に艇速ダウン。恐らく、フィンに藻が絡んだ?)
  • 900m: Ave.2'17.7/500m, SR29.3, DPS 7.37m,(この辺りで一気にO選手との艇差が縮まった模様)
  • 1000m: Ave.2'11.9/500m, SR31.7, DPS 7.19m,(最後は2m程度の僅差で先にゴール。辛勝)

公式記録は、4'23"77, (前半:2'11"03, 後半:2'12"74)

750mで藻が絡んだ?:
上記の通り、750m付近でSpeedcoachの艇速データが一気に減速していた。
恐らく、フィンに藻が絡んで一気に減速したのだろう。Speedcoachのモニターを見ていなかったので、レース中は気づかなかった。
いや見て艇速ダウンを知ったら、一気にやる気が失せて、抜かれていた可能性あり。
藻が絡んだのに気づかなかったのは不幸中の幸いだった。

以下、今日の写真:

レース記録。4'23"77で優勝。逆風。5歳若いカテゴリーDの優勝者にも勝利。後半で一気に差を詰められたが、Speedcaochのデータを見るに、750m付近でフィンに藻が絡みついた一気に減速していた。
 大会本部にて、金メダルと表彰状を頂いた。
 表彰状とメダル

明後日、日曜日はM8+(カテゴリーE)に出漕する。
こちらも厳しいレースになりそうだ。

以上