Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

シングルスカルのハンドリング練習

女子3名の内、新2年生の笠木は昨年秋からシングルスカルを漕いでいる。K木はただ一人の新2年生女子漕手という事で、1人に対して専属マネージャー(W林)や新人女子コーチが付いたりして、一人でシングルスカルを運んだり、返したりすることをやってこなかった。シングルスカルに取り組み始めてかれこれ5か月経っているのに、一人で艇を返せない、一人で艇を担げない様では困る。
そこで、少々スパルタ方式ではあるが、昨日の早朝は、荒川へのシングルスカル運搬往復を一人でやらせた。ヒーヒーフーフー言いながらも何とかやりきる事ができた。
今後は、男子スカラー同様に一人で艇をハンドリングできるように、昨日の午後、艇の返し方と担ぎ方の練習を行った。
艇ハンドリングの練習内容は以下の通り:
1)馬に載せたシングルスカル艇を一人で返す練習:

  • 艇の右側から艇を返す練習 * 10回
  • 艇の左側から艇を返す練習 * 10回

 艇の左側から艇を返しているところ。

2)馬に載せたシングルスカル艇を一人で担ぐ練習:

  • 艇の右側から艇を担ぐ練習 * 10回
  • 艇の左側から艇を担ぐ練習 * 10回

当然ながら、高校生が良くやっている素人担ぎではなく、一人前の漕手のあるべき姿である玄人担ぎ。
 素人担ぎ(両手と肩で艇を支えるので、オールは持てない)
 玄人担ぎ(片手、肩、頭の3点で艇を支えるので余った手でオールを運べる)
以下、K木が艇の右側から右肩に艇を担いでいる一連の写真
(補足)
本来、玄人担ぎは艇の上からガンネルに両手を掛けて、一気に肩まで担ぎあげるのだが、今回使用した艇:菊花は練習艇で重量が16kg近くあり、未だ十分な筋力を有しないK木には重くて挙げられないということで、今回は変則的な方法として、一旦肩まで素人担ぎして、その後、肩の上で艇を90度回転させてガンネルを型に掛ける玄人担ぎに転換する方式を取った。
 先ず、素人担ぎと同じ要領で、しゃがみ込んで右手を船底に回して艇を持ち上げる。
 これは玄人担ぎへの転換前の素人担ぎの状態。担ぎ手は左手でリガーを支えている
  肩の上で艇を90度ほど回転させ、ガンネルを肩の上に載せて、右手でリガーを支えている。本来、ガンネルに添えた左手を離すと玄人担ぎの完成だが、今回は少し風があったので手を離せなかった。

 艇を下す手順として、上記の玄人担ぎから素人担ぎに転換しているところ。

K木もこれで一人でシングルスカルをハンドリングできるようになった。

特訓、お疲れ様でした。

以上