Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

体格に見合ったオール長・リギングへ

昨日の記事にも記載したが、今年度の女子漕手3名は身長149cm〜154cm程度と、非常に小柄。これまで男子漕手が一般的に使用しているスカルオールと同じ長さ(可変範囲:284〜290cm)のオールを使用してきた。
梃子比を勘案し、インボード長も男子と同じ長さ(86〜88cm)程度を使用していたが、レンジが短いため、どんなに頑張って大きく漕いでもキャッチ・フィニッシュ角の振り角が小さく、適正な漕ぎが出来ていなかった。特にキャッチの戻りとフィニッシュのWash outが酷かった。
昨年、試しに1組だけ280cmまで短縮できるように改造し、K林がH27年度に使用してきた。
H28年度に入って、荒川の定点コーチングで女子の1X乗艇も見てきたが、K林がパフォーマンスを伸ばしている一方で、長いオールを使用しているE澤やK木のパフォーマンス改善が捗らない状況が見えてきた。そこで、昨日の記事に書いた通り、当該3名のスカルオール3組を6cm短尺化する改造をN村さんにやって頂いた。
下の写真は元のオールと今回短尺化したオールを並べたもの。(ピンク色グリップのオールが6cm短尺化したオール)
 オールのハンドル側が6cmカットされているのが分かる。
今週末の乗艇では、この短尺化したオールで乗艇する。漕ぎのパフォーマンスが改善されることを期待する。
参考までに2006年に私が掲載した英国Oarsport社のリギング情報(身長とオール長さの関係)を参照されたい。今回の女子用オールの短尺化も概ねこの考え方に沿っている。
http://d.hatena.ne.jp/oyajisculler/20060523#p2