Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

強風/ラフコンでの乗艇

oyajisculler2015-01-07

昨夕、大型低気圧の寒冷前線が日本列島を横断した。
この際、強い北西の風が吹き、深夜、艇庫の外では風のヒューヒュー鳴る音が響いていた。
天気予報では朝には風は治まるということだったが、5時頃に起きると、未だに風は強く、ポンドの国立艇庫前の船台は波が当ってバシャバシャしていた。
今朝の荒川は大潮上げ潮から満潮に至る時刻であり、折からの北北西強風(5〜6m程度)で、流れと風が喧嘩し、水面はかなり波が立っていた。
この程度の風や波は、戸田コースでも起こるラフコンであり、今日はラフコン耐性トレーニングにもなった。
メニューはいつもの秋が瀬高圧線往復+CDの20km。
往路は逆風&ラフコンのため、なかなか艇速が上がらず、また、時折リガーに波が当って飛沫が艇内に入って漕手は寒そうだった。
しかし、いかなるコンディションでもレースに勝つためには、こういう時でも確り出力する耐性が必要だ。

さて、今朝もO久が法事で不在だったため、凌雲のコックスはジュニアのK風が代舵した。
凌雲は、岸蹴り時に少しトラブルあり、出遅れたため、往路と復路の大曲まで、ずっと凌雲についてコーチングした。
今日は風が強く、確り対応しないと風下に流されてしまうコンディション。K風の操舵を観察したが、
(1)右側航行を確り遵守できず、風下の東京サイドに寄ることが多かった。
(2)針路補正などで当て舵を取るが、この当て舵が大き過ぎ、艇のバランスを少し崩していた。

大曲上流からの6km並漕(SR20)は、川のセンターからと右方向へ並ぶ順で柏葉、SEI-1、凌雲の順で並べた。
大曲から笹目橋通過に掛けて、左方向へ曲がってゆくコースなので、アウトサイド側の艇はインサイド側の艇に対して、各々1Lの差をつけた。
スタートでは、大曲のカーブを利して、柏葉が前に出る様に見られたが、1000mを通過する辺りで艇速が鈍った。
この辺りから凌雲がスルスルと前に出始めた。SEI1はこれを追ったが、柏葉は水中の有効レンジが短く、艇速が遅れ、2艇に大きく差を付けられた。

巻頭に書いた通り、今日は強風で水面に波が立ち、チャプチャプして漕ぎにくかったと思う。こういうコンディションでは独漕の場合は、心が折れて集中力が切れやすいが、並漕の形とするとコンディションに左右されず練習強度を高くすることができて良い。
凌雲とSEI1は順風・ラフコンの中、よく追い込めたと思う。
柏葉は有効レンジが短いのと、水中のストロークポイントが合っておらず、上手く艇速が上げる事ができていなかった。

以下、FB:

スピードコーチ
今朝、コックスの勘違いにより、sei-1と凌雲が同じチャンネル1を使用。このこの結果、並べ中に凌雲の艇速データが受信できなかった。
対校のチャンネルは、凌雲:1, 柏葉:2, SEI-1:3と言う形でしっかり分けよう。
凌雲
#2がシートを持参し忘れた為、岸蹴りが遅れた。シートは脱落しない様に紐で止める等しておくこと。
ジュニアコックス(代舵)は、逆漕や蛇行が多い。
B-side漕手2名のフィニッシュが浅く、タップダウンが小さい。この結果、バウサイドが下がりやすい。
#2 フィニッシュで上体がアウトにて逃げやすい。

柏葉
Finishでwash outして有効レンジが短く、且つ、ストロークポイントが合っていない。
6kmAT漕中、漕手全員がウィンドブレーカーを着たままだったが、確り出力していれば筋肉が発熱するので寒くない筈。
確り出力して体を温めよう。

SEI-1
全員3年生の若いクルーだったが、良く頑張って凌雲に食らい付いていた。

<動画>
http://www.youtube.com/watch?v=j9dnlhFmU0c

<写真>
 秋が瀬折り返し後 6:30過ぎ未だ少し暗い
 大曲上流から6kmAR(SR20)開始
 旧黒船台から漁船係留所方向へ。凌雲リード、SEI-1二位
 SEI-1
 遅れて独漕の柏葉。全員ウィンドブレーカー着ている。。。
 中大裏手通過。波が高い
 柏葉のラスト。先頭2艇から大きく遅れた。