北西強風と上げ潮が喧嘩

oyajisculler2017-02-02

今朝の荒川は流速速めの上げ潮。
上げ潮だと穏やかな北西風でも荒川は波が立つ。
今朝は、北西の風３〜４mと強めの風が吹いていた為、荒川の水面は岸蹴り時からチャプチャプしていた。

この状況ではシングルスカルは良い練習が出来ないので、ポンド乗艇。
付きフォアはラフコン練習も兼ねて予定通り荒川へ出艇した。

飛雲は代漕の２名がジュニアであり、クルー５名中４名が新２年生と下級生主体クルー。リガーに波頭が当たって飛沫が飛んで体が濡れて悲鳴を上げていた。
冬場は、予め厚手のセーターを着るなどの防寒対応をしよう。

5:30岸蹴りで、大曲の少し上流までアップし、折り返して大曲に３艇並んだのが6:05頃。
上げ潮なので水温は高めの8℃だった。
W.Upの感触、並びに昨日の艇速を勘案し、飛雲を前に出し、１Ｌ差で柏葉、更に１Ｌ差で凌雲としてスタートした。
飛雲はハンデを与えたものの、スタートしてすぐに後ろの２艇に追い付かれ、抜かれた。

凌雲もアップで濡れた様で、昨日の様な良い艇速が出せなかった。

一方、このところ不振が続いていた柏葉は、昨日と同じ艇速を発揮し、今朝はトップだった。
代漕の日比谷も２乗艇目で柏葉のリズムに慣れたのだろう。

何れにせよ、実際のレースで強風・ラフコンとなる場合もあるので、日頃の練習からラフコンに慣れておく事も必要。
事前に予期出来リスクは、事前に良く準備して最善の乗艇が出来る様にしよう。

＜写真＞
　6時01分。大曲から下流方向を見る。この頃には風が穏やかになった。
　6時22分。6km漕並べ。先を行く柏葉と凌雲。（飛雲は大きく遅れた）
　6時44分。漕手が飛沫でずぶぬれになり、冷えていたので6km漕後直ぐに揚艇。
　同上。モーターを女子マネと二人で土手の上まで引き上げた。

＜動画とコメント＞

M4+ 柏葉
上級生主体のクルーでもあり、アップのラフコンでも心が折れずに漕げた模様。
結果として、他の２艇がラフコンで縮み上がり、昨日のパフォーマンスが出せない中、柏葉は昨日と同じ艇速を出した結果、並べはトップだった。Good!
気になったのは、Y岡のフィニッシュリリース時のブレードと水面のクリアランスが足りない事。リリース時のハンドルタップダウン段差が足りない為。タップダウンは肘から先の手を"トン"と下げてクリーンにリリースしよう。T中はもっと有効レンジを大きく、且つドライブを強くしよう。
H比谷はドライブ及びリカバリー共にハンドルを水平に動かそう。

6kmTT: Ave.1'59.6/500m, SR20.6, 2000mSS換算7'32.1, η75.4%

https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=_OpothVwCsU

M4+ 凌雲
W.Upで濡れて体が冷えた影響か、昨日の艇速が全く出せていなかった。
F間は、リカバリーを高く返し、且つ、エントリー前のスクウェアをもっと早くしよう。
A原は、骨盤を立てて座高高くキープしてフィニッシュまでブレード一枚ドライブしよう。
H谷川は、もっと前に伸びて、ブレード一枚長く艇を加速しよう。

6kmTT: Ave.2'01.0/500m, SR20.2, 2000mSS換算7'37.5, η72.9%

https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=FlPpE_990mY

飛雲
昨日は#S A木・#3 A石のジュニア整調ペアが長いレンジで良いリズムを発揮していた。コンディションが良かったという事も良かった。
一方で、今朝は北西の風3m強＋上げ潮という状況で、W.Up時の荒川は白波こそ無かったが、波が高く、リガーに波頭が当たって漕手はずぶ濡れ。
５名中４名が新二年生の下級生主体の飛雲は、荒川の冬場のラフコンに見舞われてアップから意気消沈した模様。
まあ、何事も経験。ラフコン対策の厚手のセーターを着込むなどの防寒対策のないまま出艇し、このような状況となった。
6km漕の方は、３番：O翔のレンジが短く、昨日の様な良いリズムが作れず、序盤から大きく遅れた。
やはり、ボートを速く進める為に一番重要な要素はやはり”長い有効レンジ”だ。
このことを良く頭に入れた上で、乗艇・エルゴ共に、N大・S藤選手の様に長い有効レンジで漕げる様になろう。