年末にトレーニング強度を上げることと、選手の大まかな順位付けの確認を行う事を目的とし、年末の週末、12/20、21、27、28の4日間に渡ってシートレースを行う。
当初、対校漕手16名全員でエイト二杯を編成し、エイトでシートレースを行いたいと考えたが、故障者がいるため、早々に断念。次に付きフォア3艇を使って行うこととしたが、これも今週水曜に風邪ひきや故障者が出て、止む無く断念。
と言う事で今週末は、概ね健全な上位8名で付きフォア二杯を組み、通常形式でシートレースを実施。今日のシートレースの実施概要は以下の通り、
- 距離: 2400m (概ね直線で水路の広い戸田橋〜笹目橋間で、無理なく並べられる距離。笹目ー大曲でも可能)
- レース数: ５本 (４つのシート全てを入れ替えるため)
- 指定レート: 付きフォアでの6kmAT漕で安定して漕げる上限レートであるSR26。
- 総距離 2400m ＊ 5 = 12,000m (単発換算: 2400*(1+4*0.5) = 7200m)
- 大まかな流れ: W..Up 6km, シートレース５本、途中でモーターボートを介して乗り換え、500m強のアップ、最後にクーリングダウン
- 一つのシートレースに要する時間: 25分程度
- 岸蹴りから揚艇まで: 5時50分岸蹴りで、揚艇は8時25分頃。
さて、今朝は北西の微風、流れは満潮から下潮に転じるところで、水面はフラット、風や流れの影響をほとんど受けない非常に良いコンディション恵まれた。
しかしながら、気温2度、曇天ということで、モーターボートの上は非常に寒かった。
結果は、殆ど水の空かない接戦で非常に良いシートレースとなった。
両クルーの5本の平均艇速は、1'50"/500mであり、これを2000m単発に換算すると6'56"。水温が11℃だったので、夏場の27 ℃に換算すると6'47"程度で、両クルーのエルゴ75kg換算値6'39"から効率を計算すると94.5%となる。
ザックリ計算すると、エイトとフォアの効率差が4%、規格フォア艇とレース艇の性能差が3%、この時期のコックス体重や漕手の雑物持ち物や艇の重量差合計10kgで効率悪化2%、合計9%となる。
すなわち、今日の効率94.5%は、エイトのレース時に換算すると103.5%相当であり、この時期としてはまずまずと考える。(究極の目標はエイトで110%)
