午後になり、いよいよジュニアフォアの決勝戦。
昨日は負けられない準決勝で緊張しすぎで硬くなっていたが、今日は挑戦者の立場であり、悪い意味での緊張感は無かった。
決勝戦は、皆、優勝を狙って、1Qから思い切り飛ばしてくる。ここで出遅れると何も出来ない。
従って、与えた戦術は、1Qで思い切り飛ばして、他のクルーと横並びでレースを競い合うこと。
岸蹴りの風景
ジュニアフォアの活躍に寄与したスキニーオール。
船台へ向かう
レースは、序盤で作戦の通り、飛ばして良い艇速が出た。優勝を狙う東海大が1L強の差を付けて500mを通過。続いて、東大・日大・明大がほぼ横並びで追う展開。(500mは差は僅差ではあるが、東大が二位通過)
2Qに入り、日大・明大が東海大を追撃する形でドンドン出て行ったが、東大は2Qに入って水中のペースが落ち、徐々に引き離される展開に。
中盤では、一本一本の力の差が如実に現れ、置いてゆかれた。最終的結果は以下の通り:
1位:日大 6:42
2位:東海大 6:44
3位:明大 6:46
4位:東大 6:56
レース記録詳細は、日ボHP(下記URL)記載の通り。
http://www.jara.or.jp/race/current/2014intercollege_m4+.html
今回、メダルには届かなかったが、漕暦一年数ヶ月のジュニアフォアが決勝に進出し戦えた事の意義は非常に大きい。
東大のインカレ史を紐解くと、ジュニア単独で編成した付きフォアが決勝に進出したのは、史上2度目、28年ぶりの快挙だった。
このクルーは、6月の京大戦ジュニアエイトの中から、トップ2名が対校エイトへ抜擢され、残った6名の中で上位4名を選考し、編成したもの。コックスはジュニアコックス2名の中からインカレに向けて選考し、京大戦では控えだったT口が乗ってのこと。尚、T口当人の調べによれば、インカレに出場したクルーの中で、身長179cmのT口は歴代長身コックスの最高身長記録を更新したとか。。。
また、7月、8月の乗艇練習を荒川でしっかり行い、2週間ほど前のスランプ状態を抜け出しての決勝進出は大きく評価したい。
振り返ってみれば、予選、準決勝の組み合わせに恵まれ、特に予選の頑張りにより全体2番のタイムを出せたことが決勝進出への門を開かせたといえよう。しかし、運も実力の内。
以下、今日のレース後の様子:
レースを終え、船台に着岸
艇を降りて
レース後のジュニアフォアクルーとコーチ
応援団とエール交換。そして応援歌”ただひとつ”を歌う。
部員一同と応援団。全員集合の記念写真。
フォアクルーとコーチ。+応援団長
応援団員と共に
ジュニア選手とコーチ
いよいよ、10月初旬には、ジュニア期の集大成となる全日本新人戦が行われる。残り一ヶ月と少し、全力を尽くして優勝を狙おう。
以上