Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

クーリングダウンについて

oyajisculler2013-04-10

今週、戸田コースは週末まで競艇場ゲートが開放されて、ずっと2000mとなっている。そこで、コースに慣れる事、並びにレースペーストレーニングと艇速確認を兼ねてコースでの乗艇をメインとしたトレーニングを計画。今日はコースで500m x 6発を行った。早朝でW.Upに時間を要すため、W.Upは6kmとした。(これはいつもの通り)
今日は北の風が2〜3m程度吹いていた。真横の風なので、往路・復路共にあまり風の影響は受けないコンディション。
ジュニアエイトの漕ぎは、レンジやブレードワークに関しては、冬場培ったものが表現できており、特段の問題は無い。一方でレースペースなので、クルーが持っている力を余すことなく発揮するパワーとリズム感を発揮したいところ。この辺り、漕暦一年の若いクルーには取り組みが難しい様で、中々殻を破りきれない。何かをキッカケにして一気に殻を破りたいが、もっとダイナミックに出力しようとは言うが、それ以上はコーチが口で言ってもなかなか出来るものではない。やはり「自分で気づいて、自分で考え、自分で決めて行動する」事が肝要である。

さて、500m x 6の本メニューを終えて、メニュー表で指示したクーリングダウン4kmへ。
レースペースの高強度のトレーニング後であり、荒れたブレードワークを修正する意味を持たせて、少し長めの4kmをUT強度で漕がせる主旨でメニューを与えた。
果たしてこのクーリングダウンの意味を理解しているかどうか・・・。 少し心配になり様子を見ていた。2100m地点からスタート地点までの往復をSR18前後のUT強度で、ユッタリしたリズムで正確に漕がせるつもりだった。 しかし、みているとSR22〜23程度でシャカシャカと、何ら漕技面にフォーカスするポイントを持たぬ様子で、ノーワークの様な漕ぎを始めた。自転車で伴走しながらSR18でユッタリ漕ぐ様に地声で指示したが、メガホン無しだったので声が届かなかった。そうこうしている内に、1000m地点付近で折り返してしまった。
ターンして伴走路に近づいて来たので、クルーに乗艇のクーリングダウンは、(エルゴのクーリングダウンと異なり)高負荷トレーニングで荒れた漕ぎを矯正する目的もあり、UT強度で正確に漕ぐ様に伝え、再び折り返えさせ、スタート地点まで行かせた。 
クーリングダウンの内容まで含めて確り説明しなかったこちらにも責任があるが、そもそも乗艇練習におけるクーリングダウンの必要性とその意味をジュニアクルーがキチンと理解出来ていない事が分かった。 
育成コーチとして新人指導の中にクーリングダウンの位置づけも入れる必要があることを痛感した次第。

出来る事を徹底的にやりきろう!!!

以上