今日は東大部内で対校エイトとジュニアエイトが荒川で並漕練習を行った。
メニューは1500m x 8。レートはSR26から始め、2本毎に2枚上げで最後はSR32。レストは折り返しの1分。(但し、荒川で行う並漕の折り返しで1分レストは実現困難。実態は2分程度だった)
尚、ジュニアクルーは木曜日のエルゴ記録会の結果に基づき、ボーダーライン上の一名(#4番)を新たなメンバーに入れ替えたクルーで臨んだ。
対校とジュニアのエルゴ2000m75kg換算平均値を比較すると、その差は12秒程度。1500mという事で単純に1500/2000を掛けると、その差は9秒となる。ジュニアは今週実施した2.4kmODの艇速から計算すると、エイトクルーとしての漕技・出力効率は96%辺りまで来ている。(SpeedCoachのCAL値が正しければという条件だが・・・)
<後日の補足:3/26にレースペースでのCAL値チェックをした結果、CAL値は、3/20に用いた1.033より小さい1.021だった。CAL値を補正して再計算すると、3/20の漕技・出力効率は96%ではなく93%だった。>
一方、ここ2年ほどの対校エイトの漕技・出力効率は、今年のジュニアより低いレベルにあり、ざっと計算すると、1500mの並漕では、依然対校の方が優位にあるが、大きく水が空くような差はなく、計算通りなら1L程度の差となると予想した。
さて、結果だが、SR26の一発目は逆カンバス程度の差で対校の勝ち。でもその艇差を見るに上記計算通りであり、頑張れば何発かは勝てると確信した。そして臨んだ2発目では序盤にリードし、その差を守りきり勝ちった。おーヨシヨシ。(通常では、ジュニアエイトが対校エイトに勝つなどという事はあり得ない事!)
勢いに乗った3発目(SR28)。中盤まで一進一退が続いた。ラストで差し切ったかに見えたが、略横並びでゴール。ここまでは冬場低レートでロングをずっとやってきたジュニアが、持ち前の力を良く出して頑張った。
しかし、ショートインターバルで連続並漕するトレーニングは、殆どしていないこともあり、4発目以降は体力に勝る対校優位となった。まあ、当然の形ではある。
以下、今回の写真:
朝5時50分。荒川の上に上がる日の出。
並漕1本目スタート直後。左がジュニアエイト
1本目のゴール間近。
2本目の序盤。
3本目の序盤
3本目の中盤の接戦
動画:
8本の結果は、対校に対し1勝、1分け、6敗となった。特にその1勝及び1分けは、自分たちより力量のある対校から、クルー一丸で必死になって「捥ぎ取った」ものであり、今後のジュニアの活動の中で非常に大きな経験になったと思う。
レースと言うモノは、自分の持っているものを全て出し切って、もがき苦しんだ結果、何とか勝ちが得られるのである。今回、それを学んだジュニアは、今後更に良い取り組みが出来ると思う。対校チームには、そういう機会をジュニアに与えてくれたという事で大いに感謝したい。
次に並べる時には、もう一本勝数を増やすべく、日々の練習のレベルを上げよう。