Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

午後はジュニア選手のエルゴレクチャー:

HoA出漕後、遅めの昼食を摂り、16時より午後のレクチャーを実施。今回の課題はエルゴのフォースカーブ。
少し前のログでも紹介したが、エルゴフォースカーブは、北京五輪M8+金メダル:カナダクルー整調のK.ハミルトン選手のフォースカーブをお手本としている。(下のカーブ)

H21年度に、東大の対校選手やジュニア選手のフォースカーブを撮影し、おやじが寸評を記載した資料をジュニア選手に配布し、「良いカーブ」と「改善すべきカーブ」の特徴を一通り説明した。
そして、今回はジュニア本人達のフォースカーブ等、以下のデータを計測を実施。

  1. レンジ計測:キャッチとフィニッシュでのハンドル位置をチェックし、その距離(レンジ)を計測。
  2. フォースカーブ撮影:レースペース(2000m漕を想定)でのカーブをデジカメで撮影。
  3. ビデオ撮影:上記計測中の漕ぎをビデオで撮影。

下の写真は、上記計測中の風景。特別な器具は必要なく、艇庫に置いてある用具を使って簡単に実施。(要はエルゴマシンがあれば何時でも出来る)

さて、今回撮影したフォースカーブを2つ程、見てみよう。
下の写真はジュニアで最もエルゴが強い選手のカーブ。ミドルのレッグドライブは良いが、フィニッシュ1/3では上体・腕が非力なのでストンとカーブが落ちてしまう。まだまだこれから要改善。:

下の写真は、少し前のログで紹介したフォースカーブを改善すべき漕手のカーブ。前回見たカーブより随分良くなっているが、未だ体幹が弱く、キャッチからのレッグドライブがダイレクトにハンドルに伝えられないのでキャッチでのカーブの立ち上がりが遅い。

エルゴのレクチャーを終えた後、12月23日の久保杯対科レースに向けた新クルー編成の説明を実施。今回ジュニアチームに復帰した者も含め、ジュニア選手は漕手11名、コックス2名の体制となった。
この体制の中で付きフォア:2クルーとシングルスカル:3人(フォアの補漕)で12月のトレーニングを行う。
下の写真は新クルーで、フォアやスカルのリギングをしている風景: