Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

1X夜間乗艇 18km漕(SRDでタイム狙い)


今日は週1回の夜間乗艇日。天気予報どおり日中25度近くまで気温が上がり、戸田に着いた18時半頃も、まだ気温が20℃以上あった様に感じた。(気温計を持っていないので体感気温)暑いと汗をかいて余計にくたびれるので、今日は久々にローイングスーツ一枚で漕いだ。(気温が18℃程度で、ロースー一枚で暑くも寒くもなく丁度良かった)
さて、SRD装備での乗艇は強が4回目。そろそろSRDが艇速に与える影響をチェックしたいところ。1000mTTを実施し、その艇速・タイムで評価しようと考えたが、タイムは風次第でコロコロ変わるので正確に評価するのが難しい。今日は偶々、風が穏やかな北風で体感的には略無風。こういうコンディションの時には毎年お決まりメニューで実施している18km漕のデータベースから正確な評価が出来る。そこで、今日はレートをフリー年、18kmTTを実施した。
今日はゲートが開いており、2000mコース。スタート地点から500mまでもレーンブイが張ってある。さて、スタート。SRD搭載による艇速パフォーマンスへの影響をチェックすることが目的であり、最初から確りと飛ばす。最初の往路2000mは通常型ストレッチャー(Conventional Stretcher=以下CSと略称)と大差無い様に感じた。折り返してやや逆風の中を漕ぐ。CSだと僅かな逆風でも艇速ダウンが大きいがSRDだと相対的に逆風時の体感負荷増が少なく感じられ、その分、艇速ダウンも少ない様だ。復路も脚のドライブで確り押すイメージで漕ぐ。SRDは踵の硬いおやじでもフォワードでリラックスできる分、少々高めのレート(SR24〜25)でもフォワードでリラックス出来る。いつもだと40分を過ぎた辺りから艇速が落ち始めるのだが、今日は中盤のペースダウンは余り無かった。
さあ、ベストタイムを出そうと3周目に入った1800m地点辺りで、後方から「スカル〜、すいませ〜ん」という声が聞こえる。おやじは3レーンを漕いで誰にも迷惑を掛けずに漕いでいる訳だが、振り向くと、ナックルフォアが折返すために横断しているところだった。新人を乗せたナックル艇の様だが、そもそも戸田コースの航行ルールが分かっていない。(途中で横断するのはあ原則禁止。已む無く横断する場合は他艇に迷惑を掛けないように行う必要がある)。また、素人を乗せて夜間乗艇するなど、安全確保の基本が全く分かっていない。言われて漕ぎやめたが、こちらも行き足があり、微速でおやじの艇のB-sideのバックステーがこのナックル艇の舳先にコツンと当たった。乗っていたのはT京G語ボート部員。昨年も全く同じシチュエーション(昨年は昼間)で、LBRCの1X艇が同部の新人ナックル艇と接触し、その際にも同部の主務に厳重注意した経緯あり。どうやら同部は安全教育というのが徹底されていない模様。特段艇の損傷は無かったので離れ際に大声で厳重注意して、そのまま18km漕を続行。(おって、同部の監督に対し、厳重注意する予定)この一件で、約20秒はロスした。
その後は、出艇しているクルーも徐々に減り、漕ぎ易くなってきた。漕ぎ進む内に先の一件の怒りも収まり、定常漕に入る。SRDの効果か、レートを25に上げても無駄な力みも無く、バランス良く漕げた。また、エイトなど、他艇の曳き波の影響もSRDが吸収してバタバタせずに漕げた。
ラスト1周に入ったところで東の風が強まり(3m程度)、やや漕ぎ難くなったが最後の1周なので我慢して漕いだ。水中を強く押していると、SRDの右足ペダルの軸受け部(VP)からギシギシとペアリングが油切れになった様な異音が発生。グリスが切れたのかも知れない。CSだとメカニカル機構はないので、こういう問題はないが、SRDのメカニカル機構だと、メンテを確りしていないとこういう問題が生じる。異音が出るとやや意気消沈。今週末、シマノのK原氏が戸田に来る予定なので、本件、相談しようと思う。
さて、18km漕のタイムは1時間24分54秒。ナックル艇と接触しロスしたタイム約20秒を控除すると1時間24分34秒となる。過去2年間の記録を見るに、4月時点でのベストは1時間25分12秒。単純計算で約40秒向上。(500m当たりのタイムで1秒程度改善)若干ではあるが、やはりSRDの効果はある様だ。