Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

今年のスタートは2艇同時の15秒間隔:

スタート地点の国道1号線橋付近にスカルが群がっていた。見るとまだ50番前後の艇がうじゃうじゃいる。おやじの番号は102なので、まだまだ、発艇まで時間がありそう。2艇同時発艇で例年より、発艇間隔を圧縮している。順番が後の艇も、遅れてはならじと早めに着ていた。スタートが大混乱している様子が伺える。もうこうなったら、自分の順番がコールされたら、マイペースで行くしかないと判断。おやじと同時スタート予定のY田氏がスタート地点近くに来ていないので、100番台がコールされた頃を見計らって1人でスッとスタートを切った。見るとY田氏はおやじから遅れること70m程度でついて来た。スタートリストを見て今回の40s1Xは、おやじとY田氏の優勝争いと見た。ボート競技は相手の背中を見ながら漕ぐと圧倒的に有利となる。今回は意図した訳ではないが、スタートで先行出来たことは良かった。最初に離そうとSR29前後の高めレートで唐橋付近まで進む。勢いがついたと思ったら、先に出た高校生が唐橋の橋桁の下でモタモタしていた。一寸減速せざるを得なかったが、この状況は皆同じ条件。下の写真は唐橋通過後、新幹線鉄橋へ向う1X軍団。(手前は狩野じいこと、K藤さんなか?)混雑状況が良く分かる。
(写真はF川さんから頂いたもの)
この後は予め実施したコーストレースの計画に従い、河のセンターブイ寄りの最短コースを通る様に心掛けた。後続のY田氏の様子を伺うと、必ずしも最短コースではなくカーブの外側寄りを通り、しかも周囲を高校生に取り囲まれながら漕いでいた。シメタと思い、艇差を広げに掛かると少し艇差が広がった。その後は、石山寺から京滋バイパス橋前後では、今度はおやじが高校生の低速郡団に取り囲まれてしまい、中々思うように定常速度が維持出来なかった。それでも何とか折返し地点に到着。折返し許容ロスタイム120秒をギリギリタップリ使いながら復路のスタートを切る作戦。見るとY田氏があまり休まず復路に入ろうとしていた。復路で先行し、おやじの背中を見て漕ごうとする作戦の様だ。復路は、Y田氏はかなり飛ばしている様で、1艇身ほどリードされた様に見えた。ウームこれはマズいぞ、と思っていたところ、京滋バイパスの下でY田氏が高校生スカラー接触して完全に止まっている姿が見えた。これはチャンスと思い、こんどはおやじが飛ばす。少し水が空き、彼の背中が見えた。でもおやじも苦しい、中々艇差が広がらない。「このままラストまで行くと苦しいなあ」と思っていると、彼がカーブで大きく膨らむ姿が見えた。ここで期せずして艇差を広げ(艇速を上げた訳では無いが)、3艇身ほど水が空き、安全圏に入った。後は相手の様子を見ながらゴールを待つ作戦を取る。下の写真は唐橋通過後、ゴールへ向うスカラー軍団。(おやじ本人は映っていない)
(写真はF川さんから頂いたもの)
作戦は上手く行き、結局、50m以上離してゴールイン。ゴールした瞬間は力を使いきり中々頭が上がらない状態。ユックリ流しながら唐橋方向へ戻る。途中、K藤さんのマネージャーに、唐橋をバックに水上の記念写真を撮って貰い、意気揚々と揚艇した。


下の写真は揚艇後にH号との記念撮影: