Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ひまわりの進水式:

ひまわりは水曜日に納艇されたばかりでリガーが取り付けられておらず、先ずは全員でバタバタとリガー8脚を取り付けた。また、ワークハイトを以下のリギングにになる様に調整した。ハイト調整用ワッシャーは全てC型ワッシャーなのでハイトの調整には工具不要なのが良い。(JARAツーリングボートの型式承認要件にCワッシャー装備を入れてある)以下は本日調整したひまわりのリギング値:

  1. リガースパン:159cm
  2. ワークハハイト:B=18.5cm, S=15.5cm, 左右ハイト差:3cm(ハイトはCワッシャーで容易に変更可能)
  3. オール全長:284cm (Crokerオール)
  4. インボード:86cm
  5. オーバーラップ:13cm(実際のオーバーラップ=15cm)

尚、Pin to Heel値は毎回メジャーで計る手間を省く意味で、デッキの上のPTHメジャーを張りつけた。(白いビニールテープの2cm刻みでPinからの距離をマジックインクで書きこんだモノ)
参考ながら、ひまわり号は、今年2月から7月までJARAのレク艇開発PJで様々なテストや試漕で使ってきた実験艇。リガー形状の改良やストレッチャー周りの改良など、いろいろ改造しまくった艇だ。JARAツーリングボート型式承認要件を9月に纏めた時点で実験艇としての役割が終わった。丁度OBの間で、久々に乗艇を楽しみたいOBが来た時に、安心して使えるバランスの良い艇が欲しいという話がチラホラ出ていたところだった。正に渡りに舟で、この実験艇をLBRCで購入したもの。
下の写真はリガーを取り付けた状態のひまわり号。

リガー取付などでバタバタしており、本日の進水式はごく略式にて実施。ひまわりを納艇して頂いたD造船所より内祝いで頂いた日本酒を船尾と舳先に掛け、参加したLBRCメンバー全員で僅か20cc程の酒で乾杯した。

さて、乗艇。(レク艇の浮かべ方はナックルフォアのそれと同じ要領。船尾から水に浮かべて造船所の進水式の如く艇を水上にLaunchingする。最後はバウロープを持ち艇が流れぬ様にする。)
今日はレク艇の乗艇には全くウッテツケのコンディション。北西の強めの風が吹いており、ポンドはチャプチャプ波だっていた。ゲートが解放されたポンドを5周するつもりで岸を蹴ったが、午後から仕事がある方がおり、結局4周16kmで揚艇した。
内容はSR20〜21の2000mライトパドルや、順風を利用しての低レート(SR25〜26)パドル。パドルの方はQuickハンズアウェーから体重をストレッチャーに載せるようにスムーズにりフォワードし、キャッチ前にギャザーするイメージの良いリズムを体感することが出来た。250mのタイムを取ったが57"から58"。まあまあ良い漕ぎが出来たと思う。最後の半周はSR22で2000mTTを実施。タイムは8'36"。順風ではあるが、低レートでまずまずの漕ぎだったと思う。
さて、揚艇後の皆さんから、「レク艇は初級者だけでなく、ベテラン漕手が自らの漕技を確認・改善するのに丁度良い」、「安定性してしっかり漕げるのでUT練習にモッテコイ」、「コックスもこの艇を使って練習し、スカルを漕げる様になりたい」というコメントを頂いた。今から冬場で風の強いラフコンの季節に入るが、ラフコンの中でもレク艇で確り漕ぎ込もうと思う。