6人乗船した場合の喫水変動を確認した後、早々にコーチ役は早々に降りて頂き、秋ケ瀬に向けて遠漕モードに入った。
漕ぎだすと、艇が傾いたりローリングしたりと、シェル艇程敏感ではないが、先週試乗したデルタ艇に比べると、バランスキープに関して、より繊細さを求められる船型であると感じた。笹目橋手前までは両舷によるフィニッシュワークを行った。
その後パドル10本のW.Upを行い、笹目橋の少し上流辺りから、秋ケ瀬に向けてライトパドルに入った。暫く漕ぐと大曲辺りから白波がチラホラし始め、強い逆風と重なってなかなか進まない状態で苦労した。
徐々に波が高くなるので、流石のレク艇もそろそろ危ないかなとも考えたが、カーブを曲がって行くと次第に波も少しずつ収まり、安全圏に入った。
秋ケ瀬橋到着、折り返し後にT大学生のCOXと#3番を交代し、再び漕ぎ始めた。
復路はモロ順の強風で少し漕いだだけでシェル艇並に水中が加速した。往路で苦労した白波が立つ水域も順風で追い波になると楽々乗り切ることが出来た。
笹目橋を超え、川の流れる方向が東西方向になると北北西の風は略横風となり、横風の影響はあるものの波は大分収まった。
後は淡々と岸蹴り場まで漕ぎ進み、揚艇。艇を土手に上げると、往路のリガーから飛び跳ねたスプラッシュが艇内にバケツ1杯ほど入っていた。(艇を肩に担ぐ際に一気に水を流し落とせる程度)
エイトやフォア等のシェル艇では耐えられそうにないラフコンだったが、乾舷が大きくバランス安定性の良いレク艇だと、殆ど問題なく乗艇練習ができるとう事だ。