午前中に荒川で漕いだので、レース前のW.Upは軽めでＯＫと考え、スタート40分前に岸けり。COXのＴ藤さん（S蹊大OG）も、ラダーワークのコツが掴めてきた様で、何とか大きな蛇行はせずにレース出来ると思われた。
対戦相手はＴ門ミドル。全日本マスターズで対戦したクルーだ。こちらは前述の通りメンバー変更が多いので苦戦が予想された。
今回のLBRCクルーの強みは一つ、即ち、クルーの合計重量がいつもより大分軽くなったこと。漕手体重で30ｋｇ、COXで20ｋｇ、合計50ｋｇ程度軽くなった様だ。これで艇が軽くなり、加速感がずい分改善された。
さて、レース発艇。横風（北風）でスタート前に舳先が流されていたので、最初からやや曲がっての発艇。COXが舵を切って元に戻したが、舵を長く切りすぎたか、そのまま隣のレーン方向に進みそうな気配。すかさず、大声で「舵！、舵！」と喚いて修正させた。漸くレーンの真ん中をまっすぐ進み始めた矢先、5番がシートを外した様に見え、漕ぎが乱れた。これは、7ワークかと見ていると、ハンカチがレールの上に噛んだ模様。（5番がハンカチをデッキの上に置いた為のミス）レート40オーバーの接戦の中、２、３本のミスオールでこれを取り除いた5番が、250ｍ付近からまともに漕ぎ始めた。漕ぎが乱れた間に相手に1シート程出られたが、安定して漕ぎ始めたハーフ辺りからジワジワとこちらが出るのが分かった。ラスト100mでは普段の練習量の差が出た様で、相手が勝手に失速してゆくのが分かった。こちらも練習量不足の者が、勝ちが決まった辺りから水中が一気に鈍り、最後はなだれ込む様にゴールイン。際どいレースを制し、何とか4連覇を達成。普段のクルーで出ればもう少し余裕を持ったレース展開になったと思うが、厳しいレースを制した時の感慨はヒトシオ。（結局、蛇行の不安があったのは序盤だけで、後半は漕ぎに集中できた。Ｔ藤さん、良く頑張った。）
今日は軽い横風のコンディションではあったが、タイムは1分33秒05で今季ベストタイム。まあまあと言えよう。相手の稲門も2秒遅れの1分35秒で40歳代としてはまずまずのタイムだ。彼らも練習を積めばKW同様、我々の良きライバルになるだろう。
以上
