Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

東京ぼーっと塾で講演

oyajisculler2006-05-29

今日、予定通り、おやじが講師となり、「エイトを速く進めるために」と題して講演会を開催した。
学生を主体に約20名が話を聞いてくれた。聴講者の顔を見ると、約7割は高校生。普段、戸田コースで練習しているO高校、N高校といった高校。何せ内容は高校生には縁の薄いエイトでなので、高校生が多いのには驚いた。(話を聞いたところ、このブログは高校生に人気がある模様。)
講習会の内容は下記の通り:

  1. エイトの特異性
  2. 体力レベル(エルゴ記録)
  3. 漕法・リズム
  4. オールとリギング
  5. エイトの船型
  6. クルー選考とシート配置
  7. ペース配分と戦術
  8. 4年計画と年間スケジュール
  9. 全般論:エイトで勝つためのキーポイント

準備した資料に従い、約1時間講話し、その後、約30分の質疑応答をした。
質疑応答の中で、質問や疑問が多かったのは、キャッチ廻りのブレードワークの改善について。要するに、如何に素早く且つ正確に水を押すかについての質問が集中した様に思う。この中でやはり重要なテクニックとして、フォワード終盤のGather on the stretcher、即ち、ギャザーについて解説した。話を聞くとギャザーが良く分からないままボートを漕いでいる選手が多いということが分かった。一つの要因として、最近、新人導入にも使われる様になってきたシングルスカル(軽い艇は14kg:除オール)が、漕手の体重に対して艇(含む舵手)の重量が軽く、舵手付きのエイト(20kg/人)やフォア(28kg/人)に比べると乗艇でギャザー感が出し辛いことが一因しているのではないかと思われた。おやじ自信もエイトではギャザー感を感じながら漕いでいるが、シングルスカルでは、艇が軽すぎて、なかなかギャザー感が出せない。(20kg位の重い1X艇ならギャザー感が出せるのかも知れない)エルゴではマシンが固定されているのでギャザー感が出しやすいこともあり、先ずはエルゴでギャザー出来る様にすべきだと指南した。今日はここまで。