おやじは勤務先ボート部の部長をしている。ボート部では下記3艇を所有している。
- 1991年、デルタ製の舵手付きフォア
- 1999年、デルタ製の規格艇ダブルスカル
- 2011年、Swift製のシングルスカル
上記の内、一番古い舵手付きフォアは重量が60kgほどあり少々重たいこともあり、ここ何年も全く使われていない状態にあった。毎年艇庫の保管料を払っているので、勿体ないこと極まりない。そこでボート部の銀行口座残高+部員カンパを募って、ツーリングボート新古艇(デモ艇)を購入して、舵手付きフォアをリプレースすることになった。
この艇は、JARAツーリングボートの型式承認要領を発行する前に業者がデモ艇として製造した艇であり、JARAの型式承認は取っていない。
それでも発注する際に、下記の追加仕様をお願いしてJARAツーリングボートの型式承認要求に近づける様にした。
- ストレッチャーにFlex Foot装備(エルゴのゲタ)
- ストレッチャーの固定ナットにノブナット採用(素手で締め付け出来る)
- トップボールの装着
- クラッチ軸のハイト調整ワッシャーをCワッシャー化
- バウロープ装着
- シートデッキ下を水密区画化(水密ハッチの装着)
本日時点では、上記の内、1,2、3まで施工されていたが、4、5、6については、パーツが届いておらず、7月に入ってから施工されるよてい。
今日の命名式前に行ったリギング・整備作業は以下の通り。
- リガースパンを159cmに調整
- ワークハイトの調整:B-side:17.5cm程度、S-side:14.5cm程度(本当はもう少し高目にしたかったが、B-sideはこれ以上上がらず)
- Pin to Heelメジャーのマーキング
- 艇名及び会社名シールの貼り付け(清菱号)
- Sweepリガーに艇名マーキング(Sweep化も可能)
- ラダーに艇名マーキング
今日はShort Noticeでの命名・試乗会だったため、会社ボート部の部員が1クルー分集まらず、代わりにLBRCのメンバーに加勢頂き、上記の作業を実施。
さて、写真を沢山撮ったので、ここに掲載する。
リギング作業の準備:
PTHマーキングなどのリギング作業中:
リガースパンは159cmに。スパンメジャーをリガーブロックにマーキング
OGのM本さんにはSweepリガーの名前マーキングをお願いした。
清菱号の内部。Flex Foot、ノブナット、PTHメジャーが映っている(筈)
命名後の記念写真(MHIボート部の2名:おやじとM本さん)
リギング作業・命名式参加の5名(左からN江さん、M尾さん、おやじ、M本さん、N部さん)
安全祈願の清めのお神酒(でなく冷水)ラダーは木目調・・・
進水。
出艇準備。バランス安定しており漕ぎやすかった。
岸を蹴って、今から試乗。
三菱艇庫内の格納状況。
以上、今後、ボート初心者のボート部への勧誘や、部員の荒川での漫漕などに活用予定。
以上