昔のマコンオールはブレードピッチ計測は簡単だった。角材1本と市販のアングルメーターがあれば、特段のノウハウ無しで容易に計測できた。Big Bladeの計測もブレードの角から1インチ手前のところを角材に載せれば良いだけで、少し勉強しておけば何とかなる。しかし、Smoothieブレードの場合は特殊な形状をしており、計測要領を正確に覚え、且つ、指定された通りに計測しなければならず面倒極まりない。(Smoothieの普及が今一なのはこれが影響していると勘繰っている)これを解消する為に最近開発されたのが、C2社のPitch Checkだ。全日本選手権など大きな大会で、Starline JapanのNさんがオールのメンテで使っているオールの架台だ。買うと高そうだし、日本では未だ売り出されていないとのことで、Pitch Checkの模造品を昨年10月に製作した。日曜大工の電動工具一式があれば材料費2000円程度でこのオール架台が製作できる。製作記録はブレードピッチ計測用架台を製作 - おやじスカラー戸田便りに記載の通り。このオール架台とブレード別のアタッチメントがあれば、マコン、Big Blade, Smoothie、Croker Slick等全てのオールのブレードピッチを簡単に計測することが出来る。おやじ自慢の小道具の一つ。
ブレードピッチは0度が基本。クラブ内で全てのオールが0度に管理・調整してあれば、各漕手は自分のオール1本を持って容易にシートチェンジやボートの乗換えが出来る。C2によれば、±1度以下であれば、スリーブを削って0度に修正可能とのこと。尚、0度のチェックであれば、アングルメーターは不要で水準器だけあれば良い。おやじも先日塗装剥がしの金属ヘラ(スクレーパー)でウェアプレート背面を削ってみたが、割と簡単に削ることが出来た。尚、オールのシャフトは日に当たると高温になって捩れて来るので、ブレードピッチの計測は日陰でやった方が良い。(出来れば艇庫内が良い)