Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2003年世界選手権2X決勝の漕ぎ

oyajisculler2005-03-19

2003年の世界選手権DVDを改めて見直した。
お花見レガッタ決勝で平均年齢40歳のおやじクルーが良い漕ぎをするためのイメージトレーニングである。
2Xの決勝は男女合せて4種目あり。印象に残ったのは:
1)LM2X ポーランドクルー:キャッチからブレードに体重を載せ、水中を長く「ドゥオーン」とドライブしている。キャッチ前にgather on the stretcherしているところがおやじのイメージとピッタリ。上記の特徴以外で他の2Xクルーと異なるところは、キャッチ前の上体前傾は浅いが、フィニッシュのレンジが大きく(フィニッシュ角が大きい)状態のバックスイングが大きい点。フィニッシュまでブレードに体重を載せようとするとこうなるのであろう。
2)M2X フランスクルー:体重を載せて、水中を長くスムーズにドライブしている。特に整調はフィニッシュまで脚のドライブを残してフィニッシュを強く押している。
3)W2X ニュージーランドクルー:ミドルでブレードを確り深く入れ、キャッチからフィニッシュまでブレードに体重を載せ続けている。特に整調は、フィニッシュの最後の引き切りまで脚のドライブを残しており、最後の艇の突き放しを強調している。
以上、3クルーの漕ぎはおやじの理想とするイメージと同じ、体重をブレードに載せて、ネットリとフィニッシュまで確りドライブする漕ぎとなっている。
やはり、ボートはブレードに体重を載せて長くネットリとドライブできるかどうかが巧拙の分かれ目だと考える。
ボートはF=Maである。a:加速度は力Fの結果であり、先ずはF:力を出来るだけ強く且つ長くブレード(艇)に与え続けることが艇速のアップに繋がる。瞬間的に「グイ!」と強く押しても艇に対しては単なる衝撃として伝わるのみであり、平均速度の向上には繋がらない。

以上