Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

エイトでは整調は高く、バウは低くする:

エイトは長い艇である。ちょっと長手方向にトリム(傾斜)がついてもバウと整調では水面までの高さに大きく差が出てくる。次の様な問題もあり、整調のワークハイトはバウより高めに設定する必要がある。①ボートはローイング中に大なり小なりピッチング運動を避けることが出来ず、特にワークハイトに影響するキャッチ前に、ピッチングによるトリム(傾斜)が最大になり、整調位置は下がり、バウ位置は上がる。②コックスの設計体重はレース時の下限重量である55kgに設定されていることが多いが、社会人コックスは60kgを遥かに超える者もおり、船尾が下がる傾向にある。以上2点より、整調とバウはワークハイトで1cm位の差を付けるのが適当であると思っている。即ち平均ハイトを17cmとしたとき、整調は17.5cm, バウは16.5cmとするということである。尚、フォアについてはキャンバスが長いのでエイトほどピッチングやトリムの影響は大きくないので、上記の半分程の差で良いと思う。