早めに東大艇庫へ行き、荒川でのスカル乗艇の準備。
8時過ぎに岸を蹴った。
今日の荒川は、この岸蹴りの頃に満潮(上げ止まり)、その後、下げ潮に転じる潮流だった。
幸いにも、今日の荒川乗艇では、一度もウェイクボードの曳き波を被る事が無かった。
先週末に新潟水域巡りをし、その後、今週は小樽商大のコーチングをしたため、シングルスカル乗艇するのは久しぶり。
岸を蹴ってノーフェザーフィニッシュワークをする時には、久しぶりなので少々バタバタした。
それでもW.Upを終える頃には、いつもの調子が戻った。
笹目橋下流の水位塔からは、いつもの様にP@F付きの低レートUT漕を実施。
この1週間、乗艇しなかったため、蓄積していた脚の疲労が回復したのか、低レートUT漕の艇速がいつもより改善していた。
今日のメニューは以下の通り:
- 岸蹴り〜笹目水位塔(約3km):W.Up (Finish work, Catch work, UT, RP10本 x 2, 静止スタート練習)
- P@F付き低レートUT漕(合計約8km): 笹目→大曲、大曲→秋が瀬、秋が瀬→大曲)
- HoAコーストレースなど(約6km):幸魂大橋→戸田橋上流の岸蹴り場
- Cooling Down(約1km)
低レートUT漕の平均は、往復の単純平均で2'28"/500m, SR16.5と、これまでの荒川乗艇で最も良いタイムだった。
さて、次はHoAコースのトレース。
今日も右側航行を遵守しつつ、最適・最短のコース取りを模索してみた。
留意点としては以下の点にフォーカスして実施:
- 川幅のセンターより右側を航行する。
- 途中にある右に曲がるカーブ(埼玉県南部漁港係留施設前)では岸に近い方が最短距離ではあるが、岸に直ぐ近いところは流速が遅くなるので、順流(下げ潮)の場合は、岸から10m以上は離れた方が順流のゲインが大きい。
- 複雑なS字カーブや狭い水路(漁協施設から笹目橋の間、及び、中大艇庫裏手のS字カーブ〜岸蹴り場の間)、予め最適なコース取りを頭に叩き込んでおり、且つ、必要に応じて要所では後方を振り返り、コース取りや安全を確認すべし。
この結果、今日のHoAコースストレースは以下のような結果だった。
- スタート〜ゴール間のGPS距離:5,240m ーーー>右側航行遵守した場合の最短距離と言えよう。
- タイム:22'48" (今年の自己ベスト)
- Ave.Speed: 2'10.5/500m, SR 22.9
- Ave.レート:序盤21, 中盤22, 終盤23, ラストはスパート
- DPS: 10.08m
<写真とコメント>
HoAスタート地点(外環自動車道の幸魂大橋橋梁の上流ライン)に入る際の後方目印:
幸魂大橋200m手前辺りから、河川敷内の白いポールの後方、土手越しに赤白鉄塔と煙突が見えてくる。この3本が写真の様に見える航路を取り、艇のテールを白いポールに合わせる。
こうすると次の写真(スタート地点前方の目印:低い鉄塔)に示す最適針路を取ることが出来る。
HoAコース:最初の赤ブイ(2)の右側を安全に最適航路取りするためのコース前方の目印:
写真に示すとおり、船尾側からの写真に示す航路&目印を取った場合に、舳先(トップ)は下に示す背の低い鉄塔を指す。
この針路で進めば、赤ブイ(2)の右側を安全に通過出来る。赤ブイ(2)通過後は川のカーブに沿って、舵を左側(ストロークサイド側)に取る。その先は赤ブイ(4)まで右側の岸に沿って進む。
地方からHoAに出漕する方々へのHoAレースに関する一般情報:
HoA公式HP:
http://www.partezrowing.com/ARA/
HoAレースルール:
安全にレースを行う為のルールが記載されているので、出漕者は必ず目を通してルールを理解しよう。
http://sv82.wadax.ne.jp/~partezrowing-com/ARA/2018hoa/rule/13th_HoA_RaceRule.pdf
HoAコース説明図:
今回、出漕する団体・責任者に添付のコース説明図が配信されている。
昨年、一昨年のHoAで、逆走違反のあった赤ブイは、(2)、(4)、(8)、(9)の4カ所。特に(2)と(8)の赤ブイで逆走事例が複数あった。
赤ブイはカーブでの逆走によるショートカット防止の為に設置している。即ち、川のセンターより右側を航行していれば、赤ブイより右側を航行する事が出来る。
レースルールにより赤ブイより逆側を航行すると1カ所につき、30秒のペナルティーを課される。
#11HoAコース説明図.pdf