Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

自分自身のHoAレースの振り返り:

私はHoA実行委員会のメンバーでもあり、大会前日のブイ張り、そして大会当日午前中のコースブイチェック(含む調整)を実施。
それを行った上で、M1X(50歳以上)に参加した。
大会前に何度もHoAコースのトレースを行い、コース取りは確り頭に記憶されていた。
そのコース取りをしながら淡々とHoAのTTを行った。
基本的にコースブイは荒川のセンターに配置しており、右側航行を遵守していれば、ブイを気にせずマイペースで漕ぐ事が出来る。
今大会ではM1Xのシニアの部はW1X一般の部の後でスタートした関係で、レース中に3名の女子スカラーの追い抜きをすることが出来た。追い抜きはヘッドレースの醍醐味の一つ。
予め予想していた荒川の潮流は、13時頃が下げ止まりで、それ以降は上げ潮となるので逆流。M1Xシニアの部は13時10分以降の発艇なので残念ながら上げ潮時間帯。
これに加えて13時以降は東寄りの風が少し強まったので、逆流・逆風のタイムの出ないコンディション。
という事で、タイムは狙えそうに無いので、普段の練習通りに淡々と精度の高い漕ぎで漕ぎ通し、途中に女子スカラーを追い越す事を楽しもうと考えた。
スタート後序盤はSR22程度でユッタリしたペースで入った。
体が温まった1000m過ぎ辺りから少しずつレートを上げ、中盤はSR24〜25で漕いだ。昨年はSR27で漕いだので2枚程度低めで漕ぎの精度重視で漕いだ。
笹目橋を通過した辺りで後続とかなりの艇差が開いた。
東寄りの風が少し強まったため、水路の狭い笹目橋から笹目水門までの間は風浪が発達し、水面がチャプチャプして少し漕ぎにくいコンディションだった。ここでは日頃から取り組んでいる水面とブレードのクリアランスをキープする取り組みが功を奏し、難なく漕ぎきる事が出来た。
悠々とヘッドレースを楽しもうと思っていたが、後続をよく見るとピンク色のブレードカラーの艇が200m程度後方に見えた。
誰かな?と思って考えると、昨年、まあまあのタイムだったMBCシニアの仏人スカラーFOさんであると分かった。FOさんは今年の戸田国際マスターズレガッタで競った相手であり、この1000mレースでは1秒程度の僅差だった。
ということで、後半は確り漕がないと勝てないと自覚。
笹目水門を過ぎた辺りの後半は、1本1本確り水中を押して、FOさんとの艇差を広げに掛かった。
幸い、FOさんは荒川であまり漕いでいないためか、中大艇庫裏手のカーブで大回りしているのが見えた。
また、26km地点付近で大型漁船とすれ違った際、私は3本程度ドライブを緩めて曳波をやり過ごしたが、FOさんは一旦漕ぎやめている様に見えた。
ゴールした時点では、笹目橋通過時より艇差を広げたように見えたが、勝ったかどうかは良くわからなかった。
結局、タイムを集計した結果、私の方が約13秒速く、M1X(50以上)で優勝した事が分かった。
何れにせよ、巡航速度は恐らく殆ど差が無く、コース取りや漁船曳波の対応、そしてラストスパートの差で13秒勝っただけの模様。
来年はFOさんをライバルと認識し、レース序盤からもっと引き離したいと思う。
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