Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

オール振り角マーキング用三角定規:

昨日はトレーニング用鏡台を製作したが、ベニヤ板が半分余った。

話は変わるが、先週末からSweep艇にキャッチ角及びフィニッシュ角をガンネルにマーキングしている。
もう10年以上前だが、マスターズエイトクルー用として以下の2種類の振り角用三角定規を製作し浅野艇庫に保管している。

  1. マスターズクルー用:キャッチ角50度、フィニッシュ角30度
  2. エリート漕手用:キャッチ角55度、フィニッシュ角35度

最近手に入れたThe Biomechanics of Rowingに拠れば、Men Rowing lightweightの振り角はキャッチ58度、フィニッシュ32度と記載あり。
最新のリギングでは、合計角度90度は昔と変わらないが、キャッチ・フィニッシュの角度配分が、キャッチ角を大きく取る方向にシフトしている模様。
先週末、キャッチ角58度、フィニッシュ角32度をマーキングし、選手に漕がせてみたところ、フィニッシュ角32度を取れる様にストレッチャー位置を決めると、なかなかキャッチ角58度には届かないとのことだった。

そこで、当面、キャッチ角55度、フィニッシュ角32度を一つの目安として取り組んでみることにした。
三角定規があった方がマーキング作業をしやすいので、今日はベニヤ板の余りを使ってキャッチ角55度、フィニッシュ角32度の三角定規を作製した。
本当は三角形にしたかっただが、ベニヤ板が半分しか残っていなかったので綺麗な三角定規には出来ず、先端が切れた変な三角形になってしまった。

製作作業には二年生コックスのA治君が助手をしてくれた。

製作に用いた材料:5mm厚のベニヤ板(90cm x 100cm)
製作に用いた工具類:ノコギリ(バクマソー)、ジグソー(中央の円形の穴の刳り抜き用=持ち手部分)、ヤスリ、サンドペーパー、

これで選手諸君も振り角マーキングが容易にできるだろう。


<写真>
 切断加工後の三角定規にサンドペーパーで仕上げ加工するコックス:安治
 出来上がった三角定規を手にニッコリするA治。

以上