Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

女子2Xと男子2+の並漕

oyajisculler2017-06-14

今日は全クルー荒川で乗艇練習。
昨日、ポンドでSpeedCoach CAL値補正しているので、流れのある荒川でもインペラーモードで正しく艇速計測が出来る。

今朝もN田は他のクルーより20分先行して岸蹴り。メニュー指定の乗艇時間は100分なので、N田は20分多い120分乗艇している。
少々オーバーロードが心配だが、本人に拠れば、今週は体重減にはなっていないとのこと。

T中瞬とY本がリハビリ中の為、付きフォアはクルー乗艇が出来ず、代わりに残りの3名で付きペアを組み、乗艇。
付きペアは女子ダブルと並べを行った。
Y本は乗艇リハビリを兼ねてシングルスカル乗艇。

関東は梅雨に入っており、昨日から小雨が断続的に降り続いている。このため、荒川の水温が少し下がり、秋が瀬では20℃だった。
但し、笹目水門上流の下水処理水の温水が流れ込むので、下流は23℃と先週と大差なかった。
<水温>

  • 秋が瀬:20℃
  • 大曲:22℃(上げ潮なので、下水処理水が上流に向けて流れていた影響あり)
  • リバステ前:23℃
  • 岸けり場前:23℃

エイト2杯はいつもの通り、大曲から秋が瀬往復の6km漕を実施。先週までは対校エイト:天寵の不調で、1L差のハンデを抜ききれない事があった。
しかし、昨日からのクルー編成替えで天寵の艇速が改善。今朝は1000m程度漕いだところで天寵が無限に追い付き・追い越した。追い越した後は大きく差が開いたので、秋が瀬の折り返し時にはハンデを2L差とするように指示した。
復路はハンデを増やしたが、やはり1000m程度漕いだところで横並び、追い越した。無限は6kmの1本目は艇速が全く上がらず、往路・復路共に天寵に大きく水を明けられていた。
天寵が1本目の序盤から飛ばせる様になったのは、先週に比べて大きな進歩と言える。

6kmの2本目は、1本目のゴール後5分レストを取り、大曲から下に向けてスタート。
いつものように3L差のハンデとした。3L差とすると先行する艇の曳波を食らいやすいので、先行する無限は川のセンター、追走する天寵は東京側(アウトカーブ側)の岸よりを通る様に指示した。
2本目は序盤が順風だったこともあり、2ndエイトの無限はスタートで良く飛ばし、なかなか差が詰まらなかった。
天寵は1本目の疲れが残っていたのか、順風にも関わらず、期待したほど艇速が伸ばせなかった。
天寵の漕ぎを見るに、先週よりスムーズさは改善したものの、キャッチレンジの不足、フィニッシュハーフでブレードが浅くなりwash out気味となる傾向は未だに残っている。
目標の1'45"/500m, SR18を達成するには1本1本のブレードワークの精度向上及び水中の強さを改善する必要あり。
近年、世界のトップクルーで流行となっている低レートUT漕でのFinish Full Stop漕ぎを導入して漕ぎの改善を図りたい。

2杯の並べは3400m付近で天寵が無限に追い付き、追い越した。最後は大差が付いたとのこと。

さて、リバステまで下ったところで、下から付きペアと女子ダブルの並漕が上がってきた。
見ると付きペアが力強いドライブで女子ダブルに水を明けてリードしていた。バランスもマズマズ取れており、そのままインカレに出しても順位決定戦には残りそうな漕ぎだった。
女子ダブルも、独漕の時より確り水中をドライブ出来ていた。
やはり並べて練習した方が練習強度を上げる事ができる。

後で聞いたところ、6km漕2本の内、1本目は女子ダブルが水を明けて勝利。2本目は付きペアが一気に艇速を向上させ形勢逆転、付きペアが勝ったとのこと。
1勝1敗であり、互いに良い並べ相手と言えよう。

N田は、日々ドライブの力感が改善。艇速も日々向上出来ていて頼もしい。
更に改善するには、フィニッシュで両肘を横に張るようにしてポジションを高く保ち、手首を使わずフィンガーターンでフェザー出来る様にすること。
これが出来れば一段上のレベルに上がる事ができる。

<写真>
 5時54分。2ndエイト無限のW.Up。整調:O川のキャッチ前準備が遅くキャッチで水を掴むのが遅い為、キャッチでオールが少し潜っている。

6番:A木はキャッチ前が舞い上がりエントリーが遅れやすい。
 6時06分。静止スタート練習。整調:O川のオールにスダレ。4番:M田はキャッチが削り込んでいて浅い。バウ:H比谷はアウトサイドの肩が上がり過ぎ。
 6時16分。6000m漕の1本目。1000m程度漕いだところで天寵(右)が無限に追い付いた。
 6時18分。天寵に抜かれた無限。逆風と言う事もあり一気に艇速が落ちた。7番:A石のキャッチ前が舞い上がってエントリーが遅れやすい。
 6時27分。秋が瀬鉄橋を超えた所でモーターは減速し、曳波を立てない様にしている。エイト2艇は高圧線まで上って折り返し。
 6時29分。折り返して下ってきた2杯。秋が瀬鉄橋から200m程下ったところで早くも天寵が無限に並びかけた。
 6時49分。6000m漕の2本目。スタート後1500m付近。
 6時53分。無限がリードを保ったまま笹目橋通過。
 6時54分。笹目橋通過後、追い上げる天寵が無限に迫ってきた。
 6時56分。笹目水門前辺りで天寵が無限に並んだ。整調・O川のスクェアリングが遅い。
 6時59分。リバステ前。付きペア(手前)が女子ダブルに水を明けリード。
 7時06分。最後の1500m。女子ダブルと付きペアの競り合い。
 7時10分。ラストは、付きペアが女子ダブルを突き放し水を明けた。


<動画>

対校8+:天寵(German rigger)

  • 6km漕x2: 1本目:1'49.1/500m, SR19.4, 2本目:1'47.7/500m, SR19.8, Ave.1'48.6/500m, SR19.6, 2000mSS換算6'41.6, η74.5%

https://youtu.be/cwJIz4mZgLU

2nd8+:無限

  • 6km漕x2: 1本目:1'55.0/500m, SR18.8, 2本目:1'51.4/500m, SR19.8, Ave.1'53.2/500m, SR19.5, 2000mSS換算6'58.6, η72.0%

https://youtu.be/Nw_wd_xooLU

M1X:N田(誉)

  • 7.5km漕x2: 1本目:2'11.8/500m, SR19.0, 2本目:2'08.8/500m, SR20.8, Ave.2'10.3/500m, SR19.9, 2000mSS換算7'55.6, η85.5%(今期ベストのUT艇速)

https://youtu.be/3aGFIFzWqkA

M1X:Y本(桜花)。。。リハビリ乗艇
腰椎を痛めたので、恐る恐るの乗艇。キャッチレンジをもう少し伸ばしたい。
https://youtu.be/LENU4Ok-Y-A

M2+:月影(C和泉、S清水、B坂本)
6km漕*2の1本目では女子ダブルに水を明けられて負けたが、2本目は奮起して500m当りのペースを5秒短縮し、一気に形成逆転。2本目は付きペアの勝ち。
こういう事が出来るのも、並べているが故、性別・艇種は異なるが、丁度良い並べ相手になっている。
明日は2本とも取ろう。

  • 6km漕x2: 1本目:2'18.1/500m, SR18.1, 2本目:2'13.0/500m, SR19.7, Ave.2'15.5/500m, SR18.9, 2000mSS換算8'20.6, η74.8%

https://youtu.be/a9e4UtLIPcI

W2X:Spica
昨日のポンドでの6km漕も今季最高の艇速が出せていたが、今朝は付きペアとの並べで更に艇速を向上出来た。
しかも6km漕の1本目では付きペアに勝利。女子ダブルの練習で、他のクルーと並べて勝つという経験は少ないと思う。この意味で今日は良い経験になったと考える。
2本目は付きペアが奮起して艇速を一気に伸ばしたので追い付けなかったが良く追い込んでいた。
艇速は2本とも平均2'14"/500m、SR18.6と、このクルーとしてベストのUT艇速が出せた。
漕ぎの方も、フィニッシュに向けて良く加速出来ておりGood。但し、2本目のラストの方は整調:E澤は体幹が抜けて脚の力をハンドルに伝えきれていなかった。
明日以降は、Finish Stop漕ぎに取組むなどして押し切りを重視して漕ぎを改善しよう。

  • 6km漕x2: 1本目:2'14.2/500m, SR18.6, 2本目:2'14.8/500m, SR18.7, Ave.2'14.4/500m, SR18.6, 2000mSS換算8'16.4, η82.5%(今期ベストのUT艇速)

https://youtu.be/Err9uRBJ4wQ