Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

インペラー(CAL値)の特性:

  1. 水温によって、水の粘性が変化する。即ち、冬場は回りにくく、夏場は回りやすくなる。即ち、冬場のCAL値は大きく、夏場は小さくなる。
  2. 艇速が遅いとインペラーは回りにくく、艇速が速いとインペラーは回りやすくなる。即ち、艇速域(UT漕)でのCAL値は大きく、高速域(レースペース)でのCAL値は小さくなる。従って、CAL補正TTは、その週のメインメニューに合致した艇速で行う必要がある。
  3. 戸田コースの水面は、風が吹くと、風に沿って若干流れが発生する。従って、CAL補正TTは往復で実施し、往復の平均値で設定する。一般的に逆風ではCAL値は小さく、順風では大き目に出る。
  4. 以上のインペラー特性により、冬場のUT漕時のCAL値は大きく、夏場のレースシーズン時にはCAL値は小さ目となる。
  5. インペラーは、1個1個微妙に個体差がある。インペラーを交換したら、CAL補正を行う必要がある。
  6. インペラーは、取付位置や船体形状、更には、船体の浮き具合により、微妙にCAL値が変化する。
  7. コックスの操舵技量が未熟だと、蛇行する。例えば陸上の2点間距離:1000mでCAL補正TTを行った時に、操舵が未熟な舵手が乗った艇は、水上移動距離を1%程度余計に長く漕ぐことになる。結果としてCAL値が小さくなる。


今日は、対校Aクルー(コックス:田畑)は艇を淡青から天寵に乗り換え、対校Bクルー(コックス:I泉)は、艇を天寵から淡青に乗り換えた。
目的は、淡青と天寵の乗り比べにより、何れの艇がより性能が良いかを比較すること。
今週末には、オールを交換して、シャフトの硬さは、Soft・Mediumの何れが良いのかを比較する。

以下、艇毎の乗艇動画と寸評。